スペイン→日本復帰で「考え方が変わった」 代表GKがもたらす”時間”「注目してほしい」

新潟レディースにの平尾知佳【写真:(C) WE LEAGUE】
新潟レディースにの平尾知佳【写真:(C) WE LEAGUE】

新潟レディースGK平尾知佳

 WEリーグは2026-27シーズンの開幕に向け、8月17日にキックオフカンファレンスを実施した。アルビレックス新潟レディースのGK平尾知佳は「スペインでは、ビルドアップに対する考え方が大きく変わりました」と、昨シーズンスペイン女子1部グラナダを過ごした経験をもとに話した。

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 平尾はJFAアカデミー福島から、2014年に当時なでしこリーグの浦和レッズレディースに加入。18年に新潟へ移籍して昨年夏までプレーした。そして、昨季はスペインに渡ってプレーし、今季に向け新潟に復帰した。これまで東京五輪への選出など、なでしこジャパンでも17試合に出場しているWEリーグ屈指の実力者だ。

 その経験について平尾は「スペインでは、ビルドアップに対する考え方が大きく変わりました」と話す。そして、日本でプレーしていたのと求められるものが違った点について説明した。

「以前の私は、ビルドアップのときには早く攻め、早く味方へボールを届けることを非常に大切にしていました。ただ、スペインのサッカーでは、ゴールキーパーも相手を引きつけます。相手を引きつけることで、味方がプレーするための時間をつくるという考え方です。そこの考え方が変わりました。スペインの良さと日本の良さをうまく掛け合わせて帰ってきたので、そこには注目してほしいと思います」

 そのうえで、スペインでの成長について「個人として、キック力はレベルアップして帰ってきました」と話し、「ゴールキーパーから背後へボールを送ることが、一番手っ取り早いというか、それができれば中盤も空いてきます。まず背後を狙うことは、自分の中で強く意識しています。そこは取り組んでいきたいと思います」と、長短を織り交ぜた攻撃のスタート地点になるという意識を言葉にしていた。

 新潟は8月23日にアウェーへ乗り込んでセレッソ大阪ヤンマーレディースと対戦する。WEリーグ創設からの5シーズンで、新潟はリーグカップと皇后杯で1回ずつ準優勝と、タイトルに近づきながら手が届いていない。スペインから復帰した平尾が、その一歩を埋める力を見せられるか注目される。

(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)



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