モウリーニョ監督、教え子・モラタの獲得断念を明言 「多くの金額を用意したが残念だ」

ロサンゼルス・ギャラクシー戦後、モウリーニョ監督が明かす「極めて困難になった」

 マンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督は、ロサンゼルス・ギャラクシーとの親善試合を終えるとインタビューに応じ、レアル・マドリードのスペイン代表FWアルバロ・モラタの獲得を断念したと語った。英紙「インディペンデント」が報じている。

 モウリーニョ監督はレアル・マドリード監督時代にトップチームにデビューするチャンスを与えた教え子のモラタ獲得を熱望。モラタ自身がレアルでレギュラーを獲得しきれていない状況もあり、交渉はトントン拍子に進むかに思われた。しかし、最終的に合意に至らなかったことを明かしている。

「モラタはレアルの選手であり、価格はレアルが決定する。そして、そこで我々とは合意に達しなかった。私の下でデビューして成長を見守ってきた存在であり、多くの金額を用意したが残念だ。彼が我々のところへ来るのは、極めて困難になった」

 モラタはユナイテッドとの交渉が順調に進んでいたが、そこでコンフェデレーションズカップに参加していたレアルのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドの退団騒動が起こり、交渉が一時凍結されたと報じられた。その後に交渉は再開されたが、モラタに9000万ユーロ(約117億円)を求めるレアルとの交渉は合意に至らず、ユナイテッドはエバートンからベルギー代表FWロメル・ルカクを獲得している。

 モラタに対してはACミランが獲得への動きを本格化させたと、イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」などでは報じられている。モウリーニョ監督の下でのプレーは実現しなかったモラタだが、ユベントス時代に実績を作ったイタリアへ戻ることになるのだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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