カズ、ブラジル戦は香川真司と観戦 深夜2時も…驚きの連絡「行っていいですか?」

W杯優勝候補は「希望はブラジル」
J3福島ユナイテッドFCのFWカズこと三浦知良(59)の「還暦シーズン」が7月3日、スタートした。カズはこの日、福島市内で行われたチーム練習に合流。8月に開幕する2026-27シーズンに向けて「J2昇格という目標に向けて覚悟をもってやっていきたい」と話し「少しでも試合に出て、チームの勝利に貢献したい」と節目のシーズンへの目標を口にした。
来年2月26日には60歳になるが「そうでしたっけ?」と言って笑わせた。6月13日のオールスター後に短いオフをとり、同19日からは大阪・堺市でキャンプ。「2週間弱トレーニングできた。走り込みの疲れが少しあるけれど、これからチームのサッカーに合わせていきたい」と開幕を楽しみに話した。
開催中の北中米W杯からは大きな刺激を受けた様子。日本代表のオランダ戦は東京の自宅で、スウェーデン戦とブラジル戦はキャンプ先の堺でMF香川真司(セレッソ大阪)と一緒に見たという。「行っていいですか? って言うから。(午前)2時に来るんだよね」と、うれしそうに話した。
スウェーデン戦は盛り上がりながら見ていたが、ブラジル戦は緊張して「静かだった」。ブラジルでプロ選手になったカズにとっては特別な試合。「師匠と弟子のような関係性。神聖な気持ちで見ていた」と振り返った。
ベスト32止まりだった日本代表の今後については「サッカー専門の人に聞いてください。素人の僕じゃ分かりません」と笑わせながら「日本にいいところがたくさんあるのは、結果に表れている。1つじゃない。Jリーグだったり、海外でプレーする選手が増えたり、特に育成の部分は充実していると思う。目先のことだけでなく、10年後、20年後を見てやっていくことが大事だと思う」と話した。
W杯の優勝候補は「分からない」と言いながら、やはり「希望はブラジル」。世界中がW杯の熱気で包まれる中、カズは還暦を迎える特別なシーズンをスタートさせた。
(荻島弘一/ Hirokazu Ogishima)
荻島弘一
おぎしま・ひろかず/1960年生まれ。大学卒業後、日刊スポーツ新聞社に入社。スポーツ部記者として五輪競技を担当。サッカーは日本リーグ時代からJリーグ発足、日本代表などを取材する。同部デスク、出版社編集長を経て、06年から編集委員として現場に復帰。20年に同新聞社を退社。

















