一発レッドで「ヒーローから悪役に」 ジダンらに次ぐ史上4人目の珍記録…米FWは「重大な反則」

アメリカ代表のフォラリン・バログン【写真:ロイター】
アメリカ代表のフォラリン・バログン【写真:ロイター】

ボスニア・ヘルツェゴビナ戦で先制弾の直後にVARでレッドカード

 北中米ワールドカップ(W杯)の決勝トーナメント1回戦が現地時間7月1日に行われ、開催国のアメリカ代表がボスニア・ヘルツェゴビナ代表を2-0で下して2大会連続の16強入りを決めた。オーストラリアメディア「SBS Sport」は、この試合で先制点を挙げながらも一転して一発退場となったFWフォラリン・バログンを巡る劇的な展開に注目している。

 前半終了間際、アメリカに貴重な先制点をもたらしたバログン。今大会通算3得点目となり、好調なチームを牽引する絶対的なエースとして躍動していたが、後半15分過ぎに事態は急転する。相手DFへのチャレンジの際に足裏が足首に入ってしまい、VARの介入によるオンフィールドレビューの結果、主審は「重大な反則」としてレッドカードを提示した。

 同メディアによると、W杯のノックアウトステージにおいて「得点と退場」の両方を1試合で記録したのは、ガリンシャ(1962年)、ロナウジーニョ(2002年)、ジネディーヌ・ジダン(2006年)という錚々たる大物たちに次いで、バログンが史上4人目だという。

 記事では、中継で解説を務めたデビッド・プラットン氏が、「バログンの足は地面を探していただけで、相手の足首を狙ったわけではない。故意だとは思えない」と擁護し、「まさにこの試合の中で、ヒーローから悪役になってしまった」と信じられないといった様子で語ったことを伝えている。また、元フランス代表のティエリ・アンリ氏も「誰かを傷つけようとしたわけではない。(映像を)止めるタイミングが悪かっただけだ」といった指摘についても触れた。

 数的不利に陥ったアメリカだったが、終盤にMFマリック・ティルマンのフリーキックで追加点を奪い、欧州勢相手のW杯での未勝利記録をストップさせる大きな白星を手にした。ベスト16へと駒を進めた開催国だが、現地7月7日に控える強豪ベルギー代表との大一番でチーム内得点王を欠くことになり、マウリシオ・ポチェッティーノ監督率いるチームにとって大きな痛手となりそうだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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