W杯敗退が「本当に嬉しい」 米高官の発言に抗議…駐日大使館「忌まわしい侮辱だ」

イラン代表はグループステージで敗退【写真:ロイター】
イラン代表はグループステージで敗退【写真:ロイター】

イランの敗退を受けてのマークウェイン・マリン氏の発言が物議を醸す

 イラン代表は北中米ワールドカップ(W杯)のグループGで3位となり、惜しくもノックアウトステージ進出を逃した。イランの敗退に対してアメリカの国土安全保障省長官を務めるマークウェイン・マリン氏の発したコメントが、物議を醸している。

 イランを巡っては、今年2月に米国とイスラエルによる空爆が行われた影響で、W杯への参加を疑問視する声が上がっていた。開幕直前にも国旗の“持ち込み禁止措置”問題が発生するなど、緊迫した状況のなかで大会を迎えていた。

 ベルギー、エジプト、ニュージーランドと同居したグループでは、3試合とも引き分けの勝ち点3となり、グループ3位に。上記8チームがノックアウトステージに進出できる3位チームの順位では9位で、惜しくも敗退することとなっている。

 英公共放送「BBC」によると、マリン氏はイランの敗退に対して「彼らが敗退し、もう戻ってこないことを嬉しく思う」とコメント。さらに「彼らのビザを取り消して、アメリカを出国できると伝えられた時は、本当に嬉しくて、歌を1、2曲歌ったり、もしかしたら喜びのダンスを踊ったりしたかもしれない」とも語ったという。

 この発言に対して、駐日イラン大使館の公式Xは声明を発表。「アメリカ国土安全保障長官で、FIFAワールドカップ開催国であるアメリカの当局者であり、公正なプレーを保証する義務を負うマークウェイン・マリンの発言は、忌まわしく、狂信的で、憎悪に満ちた態度を示しています」と非難し、「スポーツの精神に対する忌まわしい侮辱だ」と断罪した。

 不用意なマリン氏の発言は、海を越えて波紋を呼んでいる。

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