田中碧、ブラジル戦の映像は「もう見返さない」 一夜明け語った自責の念…失点は「自分の責任」

「本気で優勝するチームに対するプレーヤーじゃなかった」
北中米ワールドカップ(W杯)決勝トーナメント1回戦でブラジルに1-2で敗れてから一夜明けた現地時間6月30日、MF田中碧が取材に応じた。「悔しい、申し訳ないっていうのはこれから先、ずっと変わらない」と胸中を明かし、失点関与した場面は「もう見返さないと思います」と語った。
後半アディショナルタイム、自身がボールを奪った直後に奪い返され、失点につながった場面。押し込まれる展開のなかで「0で進めるのがノーマル。それをできなかったのは自分の責任」と重く受け止めた。試合後は周囲の選手から擁護の声もかけられたというが、「結果すべて。あれが(失点に)繋がったというのが結論」と強調。「自分のせいじゃないと言われて嬉しいわけでもないし、ただ自分がそこで足りなかっただけ。だからこそ自分に腹が立つし、責任を感じた」と一切の言い訳を排除した。
チュニジア戦やスウェーデン戦で見せたパフォーマンスを通じ、4年前の前回大会から自身が成長した手応えは「少しは実感できた」という。それでも「本気で優勝するチームに対するプレーヤーじゃなかっただけ」と自らを突き放す。世界との差についても「色んな国の選手を見ても、一回り二回り違う」と痛感しており、「世界のトップオブトップと肩を並べられるような選手になれるように、とにかく毎日成長したい」とさらなるレベルアップを誓った。
前回大会で「怪物が集まる大会」と表現したW杯の舞台。その怪物たちに少しは近づけた感覚もあったが、「それをワールドカップの全試合で示さなきゃいけない。まだまだ上には上がいるし、世界の壁は高い」と現在地を語る。一方で、これまでの歩みに対しては「間違っているとは思わないし、素晴らしいチームメイトに支えられてきた」と誇りを口にし、ファンに向けても「応援が本当に力になった。心の底から感謝したい」と思いを伝えた。
「ワールドカップで感じた悔しさはワールドカップでしか晴らせない」と語る田中。そのために必要なのは、日々の積み重ねに他ならない。「4年後を目指すというわけじゃなくて、毎日そこで本当に優勝できるような実力をつけられるかどうか。まずはそこに全力で向き合いたい」。自責の念を抱えながらも、最後は前を向いて歩みを進める覚悟を示した。
(FOOTBALL ZONE編集部)














