チリの英雄FWが現エースのサンチェスに“移籍”の薦め 「アーセナルにいる限り…」

「ヘリコプター」の異名を取ったサモラーノ氏、注目を集めるサンチェスに提言

 FIFAコンフェデレーションズカップで準優勝したチリ代表で、エースストライカーとしての役割を果たしたのはFWアレクシス・サンチェスだ。南米を代表するゴールゲッターは、新シーズンに向けて所属するアーセナル残留か、新天地移籍かで注目を集めている。そんななか、かつてチリ代表で得点を量産したレジェンドFWが移籍を提言した。

 チリのテレビ局「SFR スポーツ」にコメントを寄せたのはイバン・サモラーノ氏だ。178センチの身長ながら空中戦で抜群の強さを発揮し、「エリコプテイロ(スペイン語でヘリコプター)」との異名を取り、レアル・マドリードやインテルなど強豪でプレー。またチリ代表では1990年代から2000年代初頭にかけてコンビを組んだFWマルセロ・サラスとの頭文字を取り、「Sa-Zaコンビ」として大暴れしたのは記憶に新しい。

 サモラーノ氏が気にかけているのはやはり、現在の代表の得点源として活躍するサンチェスだ。昨シーズンのプレミアリーグで38試合24得点をマークしたサンチェスは、現地時間2日に行われたドイツとのコンフェデ杯決勝後「自分の未来はハッキリしているよ」と語ったものの、その詳細については明かさなかった。しかし、サモラーノ氏の見解としては、移籍を薦めている。

「アレクシスは自分がしなければならないことを、よく把握してると思う。彼はゴールを奪う決定力、そして野心を持っている人間だ。それらが今後の選択をするうえで基礎となる。彼は勝ちたがっていると思うよ」

 

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