「引退しようと考えた」 爆破事件に直面したドルトムントDFが本音を赤裸々告白

ドイツ代表DFギンターは再び事件に直面する可能性に怯え、引退が頭をよぎる

 日本代表MF香川真司の所属するドルトムントのドイツ代表DFマティアス・ギンターは、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝のモナコ戦前に起きたチームバス爆破事件の被害に遭い、引退が頭をよぎったことを明かした。ドイツ紙「ビルト」が報じている。

 ドルトムントは4月11日、モナコとのCL準決勝第1戦に臨むべく、宿泊先のホテルからスタジアムへ向かって出発した直後、チームバスが爆破の標的となった。スペイン代表DFマルク・バルトラが右腕骨折の重傷を負い、試合が翌日に延期されるという一大事件は、世界中に衝撃を与えた。

 当事者の一人であるギンターは、事件を振り返り、「一瞬、サッカーから引退しようと考えたよ」と本音を口にした。「このような攻撃に身構えることなんてできないからね」と再び恐怖に直面する可能性に怯え、プレーから身を引く考えが浮かんだという。

 ギンターの同僚である香川も、のちにブログで「本当に怖かったし、今も怖いです。本音を言うとバスに乗るのも、試合に行くのも。モナコとアウェイの試合に行くホテルからスタジアムのバスの中も恐怖感がありました」と告白するなど、選手たちの心に大きな傷を残したことは明らかだ。

 

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