ミスから2失点のGK西川、2年連続で悪夢の誕生日に 「自分が失点に絡んで非常に悔しい」
前半は初動遅れでボールに触れず失点、後半はクリアが相手に当たって押し込まれる
浦和レッズのGK西川周作にとって、2年連続で悪夢の誕生日となってしまった。31歳の誕生日となった18日のJ1第15節本拠地ジュビロ磐田戦でフル出場した西川は、自らのミスによる2失点を含む4ゴールを許し、2-4で敗れた。浦和のリーグ4失点は、ちょうど1年前の6月18日に、西川の古巣サンフレッチェ広島戦で喫して以来だった。
1つ目の悪夢は前半36分だった。磐田左サイドの低い位置からMF宮崎智彦がハイボールを浦和ゴール方向へ上げると、落下点でFW川又堅碁と浦和DF槙野智章が競り合った。そこに飛び出していった西川は「滞空時間が長く出られるボールだったんですけど、もう1歩前でトライできればチームを救えたはず」と、初動の遅れが響いてボールに触れず。競り勝った川又の頭を経由したボールをDF大井健太郎に頭で押し込まれてしまった。
そして2つ目は後半23分、チームが2-1と逆転して迎えた場面で、コーナーキックの二次攻撃がつながらずにカウンターを受けた。川又のスルーパスに抜け出したアダイウトンに対して飛び出したが、西川のクリアはアダイウトンに当たってしまいゴール方向へ。それを拾ったアダイウトンに難なく押し込まれてしまった。
「スルーパスの時点で、最初に出ようと思ったんですけど、止まってしまって、また出る形になってしまった。パスが出された瞬間にそのまま出ていけば、余裕を持ったクリアにできたはずなので。裏のスペースのケアは自分に求められていることでもあるので、確実なことを確実にやらないといけない」
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