失意の敗退→敵サポも拍手「ちょっと泣いた」 過去にバッシングも…心温まる光景が「本当に美しい」

インテルのイタリア代表DFアレッサンドロ・バストーニ【写真:ロイター】
インテルのイタリア代表DFアレッサンドロ・バストーニ【写真:ロイター】

インテルのイタリア代表DFアレッサンドロ・バストーニに拍手

 イタリア・セリエAで首位を走るインテルのイタリア代表DFアレッサンドロ・バストーニは4月5日のローマ戦、途中交代する際にスタジアムからスタンディングオベーションを受けた。失意のワールドカップ(W杯)欧州予選プレーオフの戦いを終えて最初のリーグ戦での心温まるシーンが話題を呼んでいる。

欧州CLベスト16がついに開幕 佐藤寿人&柿谷曜一朗が伝授する“お得”な楽しみ方とは?

 バストーニはイタリア代表の一員として3月のインターナショナル・マッチウィークに行われた欧州予選プレーオフに参加。準決勝で北アイルランドに勝利したチームは決勝でボスニア・ヘルツェゴビナと対戦し、幸先よく先制点を奪った。しかし、カウンターを受けた場面でバストーニのファウルが決定的な得点機会の阻止と判断されて退場処分に。10人になったチームは後半に追いつかれるとPK戦の末に敗れ、3大会連続で予選敗退の憂き目に遭った。

 2月のユベントス戦でバストーニは、相手との接触がほとんどないにもかかわらず大きく倒れ込んで相手DFピエール・カルルへその試合2枚目のイエローカードを誘発し、退場処分に追い込んだ。イタリアの審判委員会で明白な誤審と認定されたうえに、カルルにレッドカードが提示された瞬間に大きなガッツポーズを決めていたバストーニには批判が集まっていた。そのため、イタリア国内では欧州予選プレーオフ後にも大きなバッシングがあったとされる。

 そうした状況の中でインテルに戻って初戦となったローマ戦で、スタメン出場したバストーニは4-1とリードした後半12分に交代でピッチを退くことになった。その時、本拠地サンシーロのサポーターはスタンディングオベーションと万雷の拍手でバストーニを送り出した。

 SNS上ではファンからも「ちょっと泣いた」「これは優しい世界」「素敵やん」「ブーイングをしなかったローマも好感度上がった」「いい光景」「インテルを愛する理由が全て詰まっている」「この熱量こそがフットボール最大の魅力」「本当に美しい」「素晴らしい」といったコメントが寄せられている。

 最終的にインテルが5-2で勝利し、消化が1試合少ない2位ACミランに勝ち点9差をつけての首位独走を継続している。バストーニにとって、このスタジアムを包んだ拍手は心の支えになっただろう。

page1 page2

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング