27歳で「まさか変わるとは」 ポジション変更で新境地…堂安律の苦悩と挑戦「正直なところ」

新ポジションの右インサイドハーフで「感覚が掴めている」
ドイツ・ブンデスリーガのフランクフルトに所属する日本代表MF堂安律が3月22日、アウェーで行われたリーグ第27節マインツ戦(1-2)で先発出場した。アルベルト・リエラ新監督の元では新たな挑戦となる右インサイドハーフで奮闘。「まさかここでポジションが変わると思っていなかった」と正直な気持ちを明かしつつも、持ち前の適応力でチャンスを演出した。試行錯誤を重ねる日本代表の10番は1つ上のステージへ登ろうとしている——。
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もう戸惑いはなかった。右インサイドハーフで先発のピッチに立った堂安はマインツMF佐野海舟とのマッチアップもありながら、攻守に奮闘。「前節からシュートチャンスも増えているし、徐々にこのポジションでも危険な位置に入れたり、アシスト、ゴールの数字も狙える感覚が掴めてきている」。後半からは右ウイングバックに位置を移し、後半25分にはフリーでシュートを放つ決定機も生み出した。
「少しずつですけど新しい監督がやりたいことは理解できている」
試合後、口を開いた堂安は確かな手応えを得ていた。1月にリエラ監督が就任。その後、サイドではなく中央で起用されてきた。「ウイングをやりたい」。その思いを抱えながらも、新指揮官とは何度も話し合いを重ねて納得した。
「監督が僕をこのポジションにしている理由も話し合いできている。監督はウインガーにはスピードが必要だと思っているし、クオリティーの高い選手は真ん中に置きたいとはっきり言われている。ゴールは真ん中にあるから真ん中にうまい選手を置く。否定的な気持ちではプレーしていない」
思えばキャリアの中でさまざまなポジションをこなしてきた。世代別代表ではサイドバック、今やお馴染みとなったが、ガンバ大阪でプロキャリアをスタートさせた頃にもウイングバックを務めていた。
「まさかここでポジションが変わるとは思っていなかった。それは正直なところ。僕自身スペイン人の監督は初めてなので、すごいなと思いながらミーテイングも興味がある話ばっかり。『サッカーはこんなに深い』とこの歳になって改めて感じている」
引き出しを増やして、次は日本代表戦に臨む。3月シリーズではMF遠藤航主将やDF長友佑都ら“リーダー”が不在。堂安は「彼らがいなくても引っ張る気持ちで代表には行っているし、そういう気持ちを強めれば自分自身にとってもいい機会になる」と、士気を高めた。
現地時間3月28日にスコットランド戦、同31日にイングランド戦を控える。森保ジャパンの10番。進む道に迷いはない。
(FOOTBALL ZONE編集部・小杉 舞 / Mai Kosugi)


















