ドルトムント幹部が元Jリーガー新監督の哲学に言及 「我々が見たいスタイルに似ている」

クライフ信奉者のボス監督に期待するツォルク強化部長 「とても攻撃的なマインドを持っている」

 日本代表MF香川真司が所属するドルトムントは、解任したトーマス・トゥヘル前監督の後任としてアヤックスからペーター・ボス監督を招聘した。ドルトムントのミヒャエル・ツォルク強化部長はヨハン・クライフの信奉者であるボス監督の持つサッカー哲学に惚れ込み、「我々やファンが見たかったスタイルに似ている」と語った。米スポーツ専門テレビ局「ESPN」が報じている。

 前任のトゥヘル監督も攻撃的なシステムを採用したが、その一方で守備面には課題を残した。今季のリーグ戦では40失点を喫し、優勝を狙う上では少し多すぎるのではと分析されている。

 ボス監督もチームに攻撃的なスタイルを植え付ける監督だが、守備面ではユルゲン・クロップ元監督の代名詞とも言える“ゲーゲンプレッシング”の使い手で、アヤックスではジョゼップ・グアルディオラ監督も実践するボールを失ってからの“5秒ルール”を徹底した。

「我々はペーターのコーチング哲学に確信を持っている。我々やファンが見たかったスタイルに似ているんだ。ペーターの哲学はとても攻撃的なマインドを持っている。ゲーゲンプレッシングと結びついた、組織的なポゼッションサッカーで、とてもいいバランス。ビッグゲームでも若手選手の起用に抵抗がないところも好ましい」

 

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