イタリア名門の新スタが「野心的」 建設費2300億円…独クラブに着想得た“壁”「情熱の象徴」

ASローマの新スタジアム計画が動き出している

ローマの新スタジアム構想に注目【写真:ロイター】
ローマの新スタジアム構想に注目【写真:ロイター】

 イタリア1部ASローマは、長年本拠地としてきたスタディオ・オリンピコからの移転に向けた新スタジアム計画を大きく前進させた。英国ラジオ局「talkSPORT」が報じている。クラブは市議会への提出書類を揃え、2026年初頭の審議を経て、イタリア史上最高額となる総工費約11億ポンド(約2300億円)を投じる「野心的なプロジェクト」に着手する見通しだ。

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 この計画を主導するのは、イングランド・プレミアリーグ、エバートンのオーナーでもある「フリードキン・グループ」だ。今シーズン、エバートンはヒル・ディッキンソン・スタジアムへ移転し、133年間にわたるグディソン・パークでの歴史に幕を下ろした。

 そして今、イタリアの名門も移転に向けて動き出している。ローマ市内のピエトララータ地区に6万2000人収容の新要塞を建設する計画で、これは今のスタディオ・オリンピコの収容人数(7万634人)より少ない。それでも建設費は11億ポンド(約2300億円)にのぼると見られ、イタリア史上最も高額なスタジアムとなる見込みだ。

 新スタジアムの目玉は、ドイツ1部ボルシア・ドルトムントの本拠地、ジグナル・イドゥナ・パルクの「イエローウォール」に着想を得た南スタンド「クルヴァ・スッド」だ。単一スタンドとしては欧州最大級の2万1000人を収容する予定で、「スタジアムの鼓動であり、ロマニスタの情熱の象徴」と位置づけられている。クラブは「ローマの伝統に着想を得た象徴的な建築デザインに、現代的なラインを融合させ、地域との強い結びつきを持たせます」と発表している。

 さらにこのプロジェクトは「首都を代表するスポーツおよび社会的ハブ」の創出を目指しており、地下鉄や高速鉄道との接続、新道路の建設など大規模なインフラ整備も含まれる。2028年の完成を目指しており、イタリアとトルコが共催するユーロ2032の会場となることも視野に入れているようだ。

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