AFCの杜撰な対応も「割り切れています」 2大会ぶり制覇へ…断ち切りたい”悪いジンクス”

フットサル日本代表は初戦でオーストラリアと対戦
フットサル日本代表は1月28日、AFCフットサル・アジアカップ(アジア杯)の初戦となるオーストラリア戦を日本時間17時(現地時間15時)から戦う。27日にはジャカルタ市内で前日練習を行い、約1時間半にわたってトレーニングを行った。
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かつてインドネシア代表監督も務めていた高橋健介監督にとっては、母国の監督に就任しての凱旋とも言える大会だ。午前中の公式記者会見では日本代表監督としてインドネシアに戻った感想を地元メディアに求められると、「インドネシアに戻って来て、知っているメディアの方もそうですし、会場では昔から知っている友人がたくさんいます。その環境にこういうポジションで戻って来たことに運命なのかなと感じています。インドネシア代表を率いたことで大きく成長させてもらったと感じていますので、成長した自分自身の姿を見せたい」と、喜びとともに意気込みを語った。
メンバー発表後から高橋監督は「初戦が最も大事」と繰り返してきた。優勝した2022年大会、史上初のグループステージ敗退となった2024年大会と、直近2大会で日本は黒星スタートとなっている。その悪い流れを断ち切り、1次ラウンド突破はもちろん、通算5度目となるアジアの頂点を取りにいかなければならない。
今回の大会は、試合こそ16,500人が入る近代的なアリーナで行われるが、チームに与えられた練習場は、空調がない場所や暗い場所が多く、前例のないほどの批判が各国から出ている。しかし、日本は事前にチームスタッフがインドネシアを訪れて、候補地を視察。また、インドネシア代表で指揮を執っていた高橋監督も練習場選びをしっかりしており、日本は空調が多少効く練習場ですべてのトレーニングを行うことができている。
現地の交通事情からホテルから練習場までの移動に2時間近くをかけた日もあったというが、FP清水和也は、「そこ(練習環境や渋滞に)にストレスを抱えないように、みんな意識していました。『こういう環境だよね』と割り切れています」と言い、FP石田健太郎も、「おなかを壊さないように、選手だけではなくメディカルチームも含め徹底してくれています。暑さや交通状況とかありますけど、スタッフの力もあって、大きな問題もなく良いトレーニングをここまで積み重ねて来れていると思います」と、チームの総力で日本と異なる環境へ適応できたと語った。
高橋監督はオーストラリア戦に向けて、「大きいピヴォの選手がいて、そこにボールを集めて来る。また、球際に強い選手が何人もいるので、そういうところに注意したい。特別に誰かというよりは、相手のストロングに対して、自分たちが適応して、自分たちの強みを出すことが大事かなと思います」と、ピッチ内でも選手達に適応力を求めて行くと語った。
最新のFIFAフットサルランキングで、日本は13位なのに対して、オーストラリアは51位。また、日本はほとんどの選手がプロだが、オーストラリアにプロの選手は皆無。全員がアマチュアであり、「本業で今大会に招集できない主力選手もいる」と、かつてFリーグの府中アスレティックFC(立川アスレティックFC)にも在籍していた同国代表のマイルズ・ダウニー監督が嘆く状況だ。今回のアジアカップは、前回とは異なりFIFAデイズに開催されており、日本は海外組の選手も招集できている。足下をすくわれることの許されない一戦で、高橋監督とともに歩んできた2年間の真価が問われることとなる。
(河合 拓 / Taku Kawai)






















