欧州で実現した「森保ジャパン」 残留争い→2位…元代表も驚き「こんなチームできるんだ」

シント=トロイデンが躍進している【写真:PsnewZ/アフロ】
シント=トロイデンが躍進している【写真:PsnewZ/アフロ】

【専門家の目|ハーフナー・マイク】シントトロイデンが2位と躍進

 ベルギー1部シント=トロイデンがリーグ2位と躍進している。2017年11月に日本企業が経営権を取得して以降、初の「プレーオフ1」進出が現実味を帯びている。ヴァンフォーレ甲府などで活躍し、オランダ1部リーグで通算51得点を挙げた元日本代表FWハーフナー・マイク氏は、躍進の理由について戦い方の変化を挙げた。

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 昨季は守備陣が崩壊するなど、レギュラーシーズンは14位と低迷。プレーオフ3(13〜16位)の最終節で何とか残留を決めた。そんなチームがなぜ“激変”したのか。ハーフナー氏は2025年4月に就任し、今季も継続して指揮を執るワウター・ヴランケン監督の影響が大きいと語る。

「昨季は残留しなければいけなかったので後ろを固めたりする部分はありましたけど、今季はボールを握る展開が多くなりましたよね。本当、ポゼッションスタイルが合っている。その中心にいるのが、中盤の山本理仁選手だったり、伊藤涼太郎選手。後ろには谷口彰悟選手、GKの小久保玲央ブライアン選手がいて、前線では後藤啓介選手が点を取ってくれる。センターラインを日本人で固めているのは大きいですね」

 特に監督の志向が現れているのが、後ろからのビルドアップだ。GKの小久保を含めてボールを持つことを恐れず、ここまでポゼッション率はリーグ4位の53.3%を記録。その中で大きな役割を果たしているのが、日本代表でも中心選手となっている谷口だ。

「谷口選手がいる影響は大きいと思います。後ろからのビルドアップでボールを握って、切り替えも速いし、すぐボールを奪われたら奪い返しに行く。反面、どんどん前から取りに行くので、どうしてもマークが剥がされて危ないシーンも出てくる。そこを谷口選手みたいなベテランがしっかり後ろをケアしている。みんな最後、体を張っているし、運動量もあって面白いサッカーですよ」

 ここまで第21節を終えて、13勝3分5敗のリーグ2位。首位のユニオン・サン・ジロワーズとは得失点差では大きく離されているが、勝ち点はわずか3差だ。躍進を続けるチームを見て、ハーフナー氏は“あるチーム”を連想するという。

「前からプレスにいって、みんなで連動していて、日本代表みたいなイメージですよね。もちろん、日本人選手が多いからというのはあると思いますけど、外国人選手と日本人選手が融合してこんなにいいチームができるんだなと。日本人が好きなサッカーだと思いますし、チームになって戦えているのは好印象ですよね」

 プレーオフ1進出が現実味を帯びてきたシント=トロイデン。日本人選手がセンターラインを固めるチームに注目が集まっている。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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ハーフナー・マイク

ハーフナー・マイク/1987年5月20日生まれ、広島県広島市出身。2006年に横浜F・マリノスの下部組織から昇格。福岡、鳥栖への期限付き移籍を経て、2010年に甲府に完全移籍。2011年にJ1で日本人トップの17得点を挙げ、日本代表に初選出。2012年1月にオランダ1部フィテッセに移籍。スペイン1部コルドバ、フィンランド1部ヘルシンキを経て、15-16シーズンはオランダ1部デン・ハーグに加入し、16得点を記録。その後は神戸や仙台などを経て、2022年に現役引退。日本代表は通算18試合4得点。現在はJ2甲府のクラブアンバサダーに就任し、ホームタウン活動やスクールコーチを務めている。

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