相手選手も思わず「いや、エグい」 跳躍力に衝撃…U-17代表の逸材「化け物になりたい」

流通経済大柏のメンディーサイモン友【写真:安藤隆人】
流通経済大柏のメンディーサイモン友【写真:安藤隆人】

流通経済大柏のメンディーサイモン友「自分でも言いますけど、満足したら終わり」

 流通経済大柏(千葉)は12月31日、フクダ電子アリーナで行われた第104回全国高校サッカー選手権大会で、米子北(鳥取)に3-0で勝利した。MF古川蒼真(2年)が2ゴールで勝利の立役者となったが、同じくらい目立ったのがDFメンディーサイモン友(2年)だ。打点の高いヘディングで観客をどよめかせた。

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 2025年の高円宮杯プレミアリーグEASTで5位に入った流通経済大柏と、来季からプレミアリーグWESTを戦う米子北。2回戦から登場した両チームだが、いきなりの好カードとなった。しかし、米子北のロングボールをことごとく跳ね返し、セカンドボールから攻撃につなげた流通経済大柏が試合の主導権を握った。

 メンディーサイモンは、187センチ74キロの体格から繰り出すヘディングで空中戦はほぼ全勝。高校生とは思えぬ打点の高さに観客からはどよめきが漏れたが、目立ちたがり屋のメンディーは「もっと反応してほしかったけど」と不満のようだ。「もっと『ウェーイ』って言ってほしいですね」と笑顔で求めた。

 そのヘディングの凄みは、ただ競り勝っているだけではないところ。強く跳ね返してカウンターにつなげたり、味方の元へ的確にコントロールする。「足でリフティングするより頭のほうが得意です。ヘディングはもう本当に誰にも負けない感じはします」と本人も話すように、相当な自信を持っているようだ。

「きょうもヘディングのときに、相手のフォワードが『いや、エグい』みたいに言うんですけど、それを全員に言わせたいですね。こいつのところから行っても点入らないと思わせたら、逆サイドから行くので。こいつらのディフェンスは破れないと思わせるように、相手の心を折れるように頑張りたいですね」

 2025年11月にカタールで開催されたU-17ワールドカップでは、主力として5試合に出場し、史上最高タイとなるベスト8進出に貢献。「自分が変わったかなと思うのは、メンタルですね。世界の人を相手にしたら、もう緊張しないなというのはけっこう出てきました」。大舞台を経験し、成長した姿を見せている。

 そして、U-17日本代表のメンバーの活躍にも刺激を受ける。J1昇格プレーオフで一躍ヒーローなったMF姫野誠(ジェフ千葉)と再会した際に、「お前、満足したら終わりだぞ」とちょっとキツイ一言。これは廣山望監督の言葉だというが、「めちゃくちゃいい気になっていた」姫野は気を引き締め直したという。

 姫野に対して「ちょっと厳しく言っちゃったですね」と苦笑いするが、この言葉を送ったのには羨ましさもあった。「めちゃくちゃすごいと思うんですけど、負けていられないので。17歳でプロで出て、J1に導いているので。自分は早くそこに追いつかないとなというのはとても思っています」と闘志を燃やす。

 センターバックながら目標とするのは、先輩でもあるDF関川郁万(鹿島アントラーズ)が記録した大会4ゴール。「自分でも言いますけど、満足したら終わりなので。もっともっと高みを目指して、もっともっと化け物になりたいですね」。初戦でゴールを奪えなかった分、次戦で2得点を狙っていると明かす。

 そんなメンディーだが、「きょうこれ緊張してんな自分」と試合前に気づいたという。「3年生にこの舞台に連れてきてもらったので。自分は迷惑をかけてきた分、絶対やらないといけない」というのがその理由。U-17ワールドカップで不在の間につかんだ選手権の大舞台、恩返しのためにも頂点へと導きたい。

(FOOTBALL ZONE編集部・工藤慶大 / Keita Kudo)

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