座り込む親友に…差し伸べた手「頑張って」 熱い抱擁で誓った優勝「山本のためにも」

山本悠汰に手を差し出した杉山大起【写真:徳原隆元】
山本悠汰に手を差し出した杉山大起【写真:徳原隆元】

青森山田の杉山大起と初芝橋本の山本悠汰は、中学時代のチームメイトだった

 青森山田(青森)は12月31日、フクダ電子アリーナで行われる第104回全国高校サッカー選手権大会の2回戦で、大津(熊本)と対戦する。29日の1回戦では初芝橋本(和歌山)に5-0で勝利し、試合後に親友の思いを受け取ったのはMF杉山大起(3年)だ。「山本のためにも優勝できるように」と決意を明かした。

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 丸刈りにシャツインと誰よりも目立つスタイルの男が、初戦の緊張感を打ち破った。前半9分、左サイドからのクロスを杉山が体を張って収めると、エースのFW深瀬幹太(3年)がシュート。相手ゴールキーパーが弾いてわずかにこばれたが、これを見逃さなかった杉山が押し込み、貴重な先制ゴールを奪った。

 これで勢いに乗った青森山田は、4点を追加して5-0で快勝。フル出場した杉山は、最後まで泥臭くゴールに迫った。そして、試合後に真っ先に向かったのは、ピッチに座り込んで悔しがる初芝橋本のMF山本悠汰(3年)のもと。手を差し伸べて起き上がらせると、熱い抱擁を交わし何やら言葉を受け取っていた。

 ともに大阪出身の2人は、中学時代までリップエースSCというクラブチームでチームメートだった。「一番やっぱり負けたくなかったという気持ちがありました。OB対決で勝てたのが一番嬉しかったなと思います」とライバル意識を隠さず。「1週間前に連絡を取った」と言い、この日の対戦を待ち望んでいた。

 試合後に熱いハグを交わすと、山本から「頑張ってくれ」との言葉を送られた。しっかりと思いを受け取った杉山は、「初芝橋本さんのためにも、山本のためにも、優勝できるように頑張っていきたいと思っています」と力を込めた。

 そしてもう一人、2人の対決をスタンドから見守っていた男がいる。U-18日本代表のFW新川志音(サガン鳥栖)も、リップエースSCのチームメイト。「新川もきょう見に来てくれていて。上の方におったんですけど、手を振れたので良かったなと思っています」と杉山。かつての同僚から刺激をもらったようだ。

(FOOTBALL ZONE編集部・工藤慶大 / Keita Kudo)

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