12歳で北海道→青森へ…先輩への「憧れもあって」 監督絶賛の左足「全国でもトップ」

3点目を決めた青森山田・今田匠【写真:徳原隆元】
3点目を決めた青森山田・今田匠【写真:徳原隆元】

青森山田の今田匠「同じチームだった先輩の松木玖生さんも行っていたので」

 青森山田(青森)は12月29日、フクダ電子アリーナで行われた第104回全国高校サッカー選手権大会の1回戦で、初芝橋本(和歌山)に5-0で快勝した。後半16分に途中出場し、観客もどよめくスーパーミドルを叩き込んだのはMF今田匠(3年)。地元の先輩に憧れて北海道を飛び出した男が、ゴラッソを決めた。

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 前半を2-0で折り返した青森山田は後半16分、最初の交代カードとして今田とDF林斗愛を投入。すると後半29分、味方のシュートはゴールキーパーに防がれたが、相手に跳ね返されたボールが今田の前にこぼれてきた。これをミドルレンジから左足で迷わず振り抜くと、地を這う弾道でゴール左に突き刺さった。

 プロの試合でもなかなかお目にかかれない衝撃的な一撃。試合後の取材に応じた今田は、「セカンドボールが自分のところに来てくれたので、あとは思いっきり振り抜くだけでした」と振り返る。「左足のキックには自分も自信を持っているので、それが入ったかなと思います」とまぐれではないと胸を張った。

 すさまじい弾道のシュートにスタジアムもどよめいたが、「あのときはもう聞こえなかったですね。自分のモードに入っていたという感じです」と照れ笑いの今田。ここまでのポテンシャルを持つ選手が、「公式戦ではまだ無得点だったので、選手権の舞台で決められて嬉しく思います」と言うのだから驚きだ。

 正木昌宣監督も、「彼の左足は全国でもトップクラスだと思っています。この一週間くらいレギュラーで使おうかなと思っていたくらいでしたので。まあ彼なら当たり前かなと思います」と絶賛。一方、本人は「守備の強度は自分の課題なので、そこはまた直していかないと」とスタメンへ課題も感じたようだ。

 北海道室蘭市出身で、中学入学時に海を渡った。「選手権に出たいという思いもあったので青森山田を選んだのと、同じチームだった先輩の松木玖生さんも行っていたので、その憧れもあって青森山田を選びました」。室蘭大沢FC出身の先輩を追いかけ、「大学に進学し、プロを目指しています」と力を込める。

 青森山田はインターハイ予選決勝で八戸学院大野辺地西に敗れ、県内418連勝が止まっていた。悔しい経験を糧に、「一人一人、意見を持つようになったのもそうですし、練習からも強度は高くなったとは思います」と変化を明かした今田。2回戦では強豪の大津と激突するが、ここで負けるわけにはいかない。

(FOOTBALL ZONE編集部・工藤慶大 / Keita Kudo)

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