開始7分で2失点の日本、堂安の一撃で1-2のまま後半へ 勝利か2得点以上のドローで決勝T進出

 

前半22分に遠藤のクロスから堂安が飛び込んでゴール、日本が反撃の狼煙

 U-20ワールドカップ(W杯)韓国大会で、U-20日本代表は第3戦のイタリア戦に臨んだなか、開始7分で2失点を許した日本だが、MF堂安律のゴールで1点を返して1-2でハーフタイムを迎えた。

 日本は21日の初戦南アフリカ戦でFW小川航基(ジュビロ磐田)、MF堂安律(ガンバ大阪)のゴールで2-1と逆転勝利を飾ったが、24日の第2戦ウルグアイ戦では相手の試合巧者ぶりに0-2と完敗し、グループ3位に転落。ウルグアイ戦ではエースFW小川が左ひざ前十字靭帯断裂の重傷を負って離脱。その小川の代役としてFW田川亨介が先発起用され、FW久保建英はここまでの2試合と同様、切り札としてベンチスタートした。また、杉岡大暉(湘南ベルマーレ)、市丸瑞希(G大阪)、遠藤渓太(横浜F・マリノス)といった面々も先発起用し、総力戦で必勝態勢を敷いた。

 日本は前半3分にいきなり先手を取られる。日本の右サイドの裏をFWファビッリに抜けられると、来季ユベントス加入が決まっている得点源FWオルソリーニに鮮やかなボレーを叩きこまれ、0-1とされた。

 その4分後の同7分、今度はゴール正面やや右サイドのイタリアFKで、キッカーはユーベ所属のマンドラゴラが務めるとトリックプレーで背後にパスを出され、抜け出したパニーコに決められ0-2となった。

 しかし同22分、日本が反撃の狼煙を上げる。左サイドの遠藤の右足クロスに対して、裏のスペースにタイミング良く飛び込んだ堂安が身体ごと飛び込み、左足で触って1-2と追い上げた。その後もイタリアがペースダウンしたのに乗じ、日本が攻勢をかける時間帯が続き、不安定な立ち上がりから挽回した。

 日本は勝利すれば2位以内で決勝トーナメント進出が確定し、2点以上の引き分けに持ち込めば、B組3位のドイツを総得点で上回り決勝トーナメント進出が決まる。この状況のなかで後半さらに得点を積み重ねられるか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images 

 

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