レスターの今季を米メディア総括 主力の慰留と監督交代評価、岡崎ら主力の高齢化指摘

紆余曲折を経て最終的に12位のレスター、米メディアが「この夏に必要なこと」を挙げる

  日本代表FW岡崎慎司の所属するレスター・シティは、ディフェンディング・チャンピオンとして臨んだ2016-17シーズンを12位で終えた。米スポーツメディア「SBネーション」は今季の“フォクシーズ”の戦いぶりを総括しているが、来季に向けては31歳の岡崎ら主力の高齢化を指摘している。

 今季は序盤から低空飛行が続き、降格圏ギリギリの位置をさまよった。優勝監督であるクラウディオ・ラニエリ氏が解任されるなどの悲劇もあったが、紆余曲折を経て最終的には12位まで盛り返している。

 レスターはクラブ史上初のリーグ制覇を成し遂げた15-16シーズンから今季へ移行するなかで、チェルシーへ移籍したフランス代表MFエンゴロ・カンテを除く主力を全て残留させることに成功した。主力の慰留と監督交代は、今季の「上手くいった」点として記事では評価されている。

 そして、「この夏に必要なこと」として挙げられているのは、チーム全体の底上げを見据えた補強だ。タレントの質というよりは、選手の高齢化が無視できない問題となっている。

「おそらく、レスターの最も大きな心配事は高齢化しているディフェンスだ」と記されているように、レギュラーの主将DFウェス・モーガン(33歳)とDFロベルト・フート(32歳)というCBコンビはともに30歳を超えた。控えCBの36歳DFマルチン・ヴァシレフスキは今季限りでの退団を発表したため、バックアップはDFヨアン・ベナルアン一人だが、すでに30歳。数年先を見据えれば不安は残る。

 

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