ファン・ハール監督、デ・ヘア慰留に珍しく弱気 「すべてのことが起こりうる」

 

Rマドリードが獲得に乗り出しているデ・ヘア

 

 マンチェスター・ユナイテッドのルイス・ファン・ハール監督が、スペイン代表GKダビド・デ・ヘアがレアル・マドリードに移籍する可能性を明かしている。英地元紙「デイリー・メール」が報じている。

 今月上旬にオランダ人指揮官は去就問題の浮上している守護神の契約延長に関して、すぐにも合意に達することができる見通しを語っていた。だが、スペイン代表GKイケル・カシージャスの後継者獲得に必死な「白い巨人」の脅威を実感しているようだ。30日の記者会見でファン・ハール監督はデ・ヘアのレアル移籍に関する質問に珍しく弱気だった。

「フットボールの世界ではすべてのことが起こりうる。だが、我々は彼を残留させたい」

 合意間近という発言からはかなりトーンが弱まった印象を残した指揮官。2011年シーズンにアトレチコ・マドリードから加入したデ・ヘアは残りの契約期間が17か月となっている。代理人のジョルジュ・メンデス氏は「彼はユナイテッドの選手で契約が残されている。契約は尊重するが状況は5分ごとに変化する」と語っていた。

 今季スーパーセーブの連続でユナイテッドの勝ち点を稼いできた守護神は今や世界トップクラスの守護神に成長した。離脱となれば、オランダ人指揮官のみならず、赤い悪魔に痛恨の事態となる。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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