レスター岡崎の胸に深く刻まれる「特別」な経験 激動のシーズンに「今になって疲れている」

岡崎がクラブ公式インタビューで、チームと自身初参戦のCLを感慨深げに振り返る

 レスター・シティの日本代表FW岡崎慎司が今季、自身初参戦となったUEFAチャンピオンズリーグ(CL)という大舞台でのプレーについて「特別」な経験だったとクラブ公式インタビューで振り返った。

 2015-16シーズンのプレミアリーグにおいて、レスターは誰もが予想しなかった快進撃でチャンピオンの座に輝いた。今季はクラブ史上初となるCL出場を果たし、ベスト8という成績を残している。

 岡崎にとって31歳で挑んだ初めての大舞台だった。「CLは自分たちの夢で、ベスト8まで行けたことは特別なこと」と感慨深げに振り返っている。グループステージでしのぎを削ったFCポルト、決勝トーナメントで対戦したスペインの強豪セビージャ、アトレチコ・マドリードと真っ向からやりあったことで「これがレスターのフットボール、というゲームをCLで皆が目の当たりにした」と手応えも感じている。

 リーグ戦では低迷し、残留争いに巻き込まれた一方で、CLでは快調な戦いを続けるという歪な戦いが続いたレスター。急転直下の監督交代によって一気に調子が上向くという、まさにジェットコースターのようなシーズンを送った。岡崎も「3カ月前はチームが苦しみ、雰囲気も悪くて、今になって疲れている」と心身ともに疲弊している様子を明かしている。

 とはいえ、そうした浮き沈みの激しさがあったからこそ、岡崎にとっては初参戦のCLでベスト8という快挙がより「特別」な思い出として胸に深く刻まれているのかもしれない。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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