モイーズ率いるソシエダがR・マドリード戦で次なる大物食いへ

バルサ戦が名刺代わり

 レアル・ソシエダのデイビッド・モイーズ監督は、31日の敵地レアル・マドリード戦でバルセロナ戦に続くジャイアントキリングを狙っていると、英地元紙「デイリー・メール」が報じた。
「私はサンティアゴ・ベルナベウに行ったことがない。なぜなら私はチームを率いてそこに行きたいと、ただ願っていたからだ。それは私の決意だ。ただ試合を見に行くだけではない。チームとともに乗り込みたかった」
 スコットランド人指揮官は夢にまで見た白い巨人との戦いに闘志をたぎらせた。エバートンの監督時代には友人に誘われたという。
「ペップ・グアルディオラとジョゼ・モウリーニョ時代のバルセロナ対レアルのすばらしい試合を、みんなが見に行こうと誘ってきた。でも、いつも断る理由を探さなければいけなかったんだ。エバートンかマンチェスター・ユナイテッドのチャンピオンズリーグの準々決勝で行ければよかったけれど、それはかなわなかった。だが、違う形で週末に乗り込むんだ」
 首位レアルは、ソシエダ戦でポルトガル代表FWクリスティアーノめロナウドを出場停止処分で欠くことになる。打倒王者の千載一遇のチャンスとなるが、モイーズ監督は1月4日、バルセロナを撃破。すでにスペインで金星を挙げている。これが名刺代わりとなっていると、指揮官は信じている。
「バルセロナを倒したことが、メッセージになればいいと願っている。これが自分のできることで、これがデイビッド・モイーズの仕事場。予想できなかった相手に勝利を成し遂げたと」
 バルサ撃破で確固たる自信を手にしたモイーズ監督が堂々と運命の敵地に乗り込む。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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