久保の残留宣言で「大打撃を受けた」 プレミア強豪が関心も…現地困惑「困難に直面」

久保建英がソシエダ残留を明言した【写真:徳原隆元】
久保建英がソシエダ残留を明言した【写真:徳原隆元】

トッテナムは久保に引き続き関心か

 スペイン1部レアル・ソシエダに所属する日本代表MF久保建英は、11月18日のボリビア戦後に「冬の移籍はないですね、たぶん」と今冬の移籍市場での去就について言及していた。関心が噂されていたイングランド1部トッテナムの専門メディア「To the Lane and Back」は、久保の残留意思が明らかになったことで、「トッテナムは大きな打撃を受けた」と報じている。

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 トッテナムは2025-26年シーズンの開幕数か月間、特にホームゲームで、チャンスメイクと得点力という課題を抱えていることが明らかになっている。その中で、ガーナ代表FWモハメド・クドゥス(アヤックス)が唯一、創造性の頼れる源となっているが、MFジェームズ・マディソンやMFデヤン・クルゼフスキがチームにいない状況下で、クドゥスは一定の範囲でその重責を担ってきた。

 しかし、トッテナムは来月、アフリカネイションズカップ(AFCON)によりクドゥスが不在が濃厚とされ、攻撃陣に大きな穴が開く可能性がある。そのため、クラブの幹部はその穴を埋める補強を検討しており、最近の報道では、トッテナムが冬の移籍市場で久保の獲得に関心を示しており、この日本人選手に6000万ユーロ(約101億円)に近いオファーを準備しているとされていた。

 ところが、久保は来たる移籍市場でサンセバスチャンを離れるつもりはないと明言することで、移籍の噂を「完全に沈静化」させたと同メディアは報じた。久保はトーマス・フランク監督のシステムで活躍する資質を持っているものの、少なくとも「今季終了までレアル・ソシエダに残る」というコミットメントを示している。

 この久保の意思により、トッテナムは1月にこのウイング選手を獲得するうえで「困難な課題に直面している」と伝えている。記事はさらに、久保はトッテナムの攻撃にスピード、ダイナミズム、センス、そして工夫をもたらし、クドゥスがAFCONで不在となる際の右サイドの解決策にもなったはずで、「トッテナムにとって大きな打撃」となったと指摘している。

 トッテナムに残された唯一の選択肢は、久保の状況を注視することだけだ。そして、もしチャンスが巡ってきた場合幹部たちは断固として行動を起こし、久保を連れてくることができるが、久保の最新の表明により「それは非常に可能性が低い」と結論付けている。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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