3発快勝も「差が際立つ結果となった」 定位置争いで分かれた明暗…ボリビア戦先発11人採点

日本はボリビアに3-0で勝利
サッカー日本代表(FIFAランク19位)は11月18日、「キリンチャレンジカップ2025」でボリビア代表(同76位)と対戦し、3-0で勝利した。かつてアジアサッカー連盟の機関紙「フットボール・アジア」の編集長やPAスポーツ通信のアジア支局長を務め、ワールドカップ(W杯)を7大会連続で現地取材中の英国人記者マイケル・チャーチ氏が、この試合の先発メンバー11人を採点する。
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日本代表のボリビア戦スタメン採点(10点満点)
<GK>
■早川友基 6.5
堅実なパフォーマンスを見せたガーナ戦に続いて2試合連続で先発。アフリカのチームとの対戦よりも試される場面は少なかった。自信を手にし、貴重な経験を積んだ。
<DF>
■板倉滉 6.5
スタメンに復帰し、いつも通りのエネルギッシュな動きを見せていた。だが、日本がボリビアからの反撃を受けて苦戦するなかで、後半10分にタイミングの悪いタックルでイエローカードをもらった。
■谷口彰悟 6.5
金曜日のガーナ戦から連続でスタメン出場した4人の内の一人で、堅実な働きを見せた。後半早々、ディフェンスラインの背後へのボールに対し、リカバリー能力の高さを見せて対応した。
■瀬古歩夢 7
3バックの左に入り、巧みな守備だけでなく、後ろからのパスで印象的な活躍。前半には素晴らしいサイドチェンジで素早いカウンターアタックを発動させ、バーを叩いた小川航基のシュートにつながった。終盤には彼のパスが中村敬斗の3点目の起点になった。
<MF/FW>
■菅原由勢 6.5
堂安律よりも守備的なオプションとして、3月以来となるサムライブルーでの先発。前線に出た際は久保建英とうまく連係していた。
■遠藤航 7
チームの中心部に戻ってきたキャプテン。0-0で引き分けたメキシコ戦以来の出場で、いつも通りの好戦的なパフォーマンスでチームに自由を与えた。
■鎌田大地 8
先制点を挙げて快勝を導いただけでなく、セントラルMFとしての才能を存分に見せつけた。主に守備で優れたパフォーマンスを見せたが、それだけでなく、チームの攻撃にもしっかりと貢献した。
■前田大然 6.5
いつものように左サイドでエネルギーと規律を存分に発揮し、セルティックの選手は前半45分間は特に力強いプレーを見せた。しかし、クロスはやや精度が欠けていた。
■久保建英 7.5
先制点はこの男がボリビアの守備をこじ開けて、鎌田へ素晴らしいパスを送ったことで生まれた。この試合でも力強いプレーを見せ、特に後半はセンターサークルでのターンとランニングから日本にさらなるチャンスを生み出していた。
■南野拓実 6
ファイナルサードでの活躍は少なく、ガーナ戦での力強いパフォーマンスに比べれば静かな夜だった。前半、小川のシュートがクロスバーを叩いた後にこぼれ球を拾ってシュートしたが、枠を捉えられなかった。
■小川航基 6
先発復帰を果たしたが、23分に素晴らしい流れから放ったヘディングがクロスバーを叩いたところ以外は目立ったプレーはなかった。交代で入った上田綺世がポジティブなインパクトを残したため、両者のクオリティーの差が際立つ結果となった。
(マイケル・チャーチ/Michael Church)

マイケル・チャーチ
アジアサッカーを幅広くカバーし、25年以上ジャーナリストとして活動する英国人ジャーナリスト。アジアサッカー連盟の機関紙「フットボール・アジア」の編集長やPAスポーツ通信のアジア支局長を務め、ワールドカップ6大会連続で取材。日本代表や日本サッカー界の動向も長年追っている。現在はコラムニストとしても執筆。





















