コーチと約20分の居残りレッスン「すり合わせを」 10発ストライカーが課した年内最後の“ノルマ”

小川航基がボリビア戦でゴールを狙う【写真:河合 拓】
小川航基がボリビア戦でゴールを狙う【写真:河合 拓】

小川航基は「複数得点」を狙う

 日本代表FW小川航基が11月17日、国立競技場で国際親善試合ボリビア戦に向けて公式練習に臨んだ。前日16日に名波浩コーチから約20分間のマンツーマン特別居残りレッスンを受けていたストライカーは「意見のすり合わせをした」と明かした。12試合で10ゴール挙げる小川はW杯メンバー生き残りに燃えた。

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 ボリビア戦に向けて、白熱した特別レッスンが行われていた。前日16日の練習後、ピッチにはGK早川友基が練習しているのみで、小川と名波コーチは約20分間身振り手振りを交えて入念に動きをチェック。あたりが真っ暗になるまで、2人の話し合いは続いていた。

「名波さんから話しかけてくれて、試合振り返ったなかで個人として裏に抜ける回数だったり、僕としては試合のこういったシチュエーションになったときにこういう動きが必要じゃないかとか意見のすり合わせをした。代表で求められていることとチームで求められていることは差があるので、代表に集中してこっちのやり方でというのは言われました」

 ボリビア戦で、森保監督は「いくつかのポジションで変更したい」と先発入れ替えを明言。小川も上田綺世にかわって先発出場の可能性があり「W杯に向けて選ばれるだけじゃなく力になっていかないといけないし、現状を覆す爆発的な活躍が求められると思う。しっかり複数得点を取っていきたい」と“2ゴール以上”をノルマに課した。

 この一戦は森保監督にとって100試合目の指揮で、日本代表では史上初。節目の一戦に花を添える覚悟だ。国立競技場での代表戦も1年8か月ぶり。その24年3月シリーズで小川はE-1選手権に続いてフル代表初選出だった。「僕自身としては初代表の感覚で少なからずそこから成長できたと思う。あの時と違った姿を見せたい。ゴールで自分の価値を示したい」。生き残りに燃える小川が再スタートを切る。

(FOOTBALL ZONE編集部・小杉 舞 / Mai Kosugi)



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