苦しんだ日本代表10番「怒りもあった」 ゴール取消も…無得点で「本当に悔しかった」

U-17日本代表の吉田湊海「グループステージはなしで考えて、ここからが本当のW杯」
U-17日本代表は11月15日、カタールで開催されているFIFA U-17ワールドカップのノックアウトステージ1回戦で、南アフリカを3-0で破った。10番を背負うFW吉田湊海(鹿島アントラーズユース)が、待望の今大会初ゴール。「怒りもあったなかで、決められて良かったかなと思います」とやっと笑顔を見せた。
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初戦のモロッコ戦では、ゴールネットを揺らすもまさかの取り消し。第2戦のニューカレドニア戦でも積極的にシュートを放ったが、ことごとく入らない不運にも見舞われた。第3戦のポルトガル戦では途中出場となり、「グループステージ終わってからの5日間は本当に悔しかった」と、もがき苦しんでいた。
そして、この日は後半開始からの投入。同14分に相手のクリアボールを胸トラップすると、冷静に右足で流し込んだ。「きょうは後半からというのがあって、自分のなかで悔しいと思っていたし、怒りもあったなかで、決められて良かったかなと思います」。ずっと硬かった表情が、少し和らいだように見えた。
今回も映像チェックとなり、「もしかしたらハンドかな」と思ったと明かすが、ゴールを認められた。やっと目に見える数字として現れたが、「結果を残さないと、フォワード、前の選手としてはダメなのかなと思うので、常に結果を残してやっていきたいと思っています」とまだまだ納得はしていないようだ。
トレーニング後の取材では、「グループステージはなしで考えて、ここからが本当のワールドカップ」と決意を述べていた吉田。「決勝トーナメントは一発勝負だし、自分が2点、3点取れればチームも楽になると思うので、そこはどん欲にやっていきたいというのはありますね」と、ここからの大爆発を誓った。
(FOOTBALL ZONE編集部・工藤慶大 / Keita Kudo)




















