森保J戦士の敵陣への謝罪「敬意とフェアプレー」 交代時の振る舞いに対戦国メディアが称賛

日本代表はガーナに2-0で勝利
日本代表MF田中碧は11月14日の国際親善試合ガーナ代表戦にスタメン出場すると、後半にシュートを放とうとした場面で相手選手が負傷するプレーに関わってしまう事態になった。対戦相手のガーナメディアでは、交代後にベンチへ謝罪に赴いた行動を「敬意とフェアプレーの表れ」と報じた。
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日本が前半に先制した勢いのまま主導権を握って迎えた後半開始から間もなく、ゴール正面から田中がミドルシュートを放とうとした背後から相手MFアブ・フランシスがブロックを試みた場面で、田中の足がフランシスの足を蹴ってしまった。ピッチに倒れたフランシスはプレー続行不可能で交代となったが、田中を含めた日本の選手たちはすぐに担架が入るように要請する姿があった。
後半半ばに交代となった田中は、日本ベンチに戻るよりも先に直接ガーナベンチへ向かってオットー・アッド監督やコーチングスタッフに謝罪をする姿があった。アッド監督は試合後の会見で「選手が来てくれたことには心から感謝しています。観客の姿勢や周りのみなさんも、日本人のみなさんは礼儀正しい方ばかり。選手がベンチに来て、謝りに来る。監督の私のところまできて謝りに来てくれました。これは当たり前ではなく、日本は教育がしっかりしていると感心させられました」と話した。
ガーナメディア「YEN」では、「接触は偶発的なものだったが、アブが激しい痛みを訴えて倒れたため負傷がすぐに明らかになった」として「田中は交代した後、感情が高ぶっていたにもかかわらず、まっすぐガーナのベンチに歩み寄りオットー・アッド監督に直接謝罪した。監督は冷静にこの申し出を受け入れ、誠意を認めた」と報じた。
また、「アフリカサッカー・ニュース」では「田中は不運な出来事への自身の関与を謝罪した。この行為は激しい試合展開の中、敬意とフェアプレーの表れだ」とした。
このシーンが目立ってしまった田中だが、所属するイングランド・プレミアリーグのリーズでは公式サイトで「リーズファンが期待する冷静沈着なプレーを披露した。田中は60タッチを記録し、49本の正確なパスをつないだ。そこにはキーパスが6本も含まれていた。ボールを持っていない時も、68分間の出場で2回のタックル、2回のクリア、1回のインターセプト、2回のリカバリーを含む5つの重要な守備的貢献を果たし、3回のデュエルで勝利を収めた」と、プレー内容の良さを伝えていた。
(FOOTBALL ZONE編集部)




















