日本とメキシコの交流…監督も感心「この選手たちの良さ」 経験を「成長のパワーに」

U-17日本代表の廣山望監督「我々も明るいグループなので、お互いに引き出されて」
U-17日本代表は11月14日、FIFA U-17ワールドカップが開催されているカタールのドーハでトレーニングを行った。ノックアウトステージ1回戦の南アフリカ戦を15日に控え、廣山望監督が取材に対応。「いろんなことが起きるなかで、それをパワーに変えられる」とここまでの選手たちの成長を実感した。
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グループステージではモロッコに2-0、ニューカレドニアと1-1、ポルトガルに2-1で勝利した日本。勝ち点7で1位通過を果たし、南アフリカとの対戦となった。一方、ピッチ外ではメキシコとの国際交流が話題となり、FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長も「これぞフットボールの精神」と絶賛していた。
このことについて廣山監督は、「メキシコ人の人懐っこさというのが引き出してくれているのはあるかな」と笑顔。「我々も明るいグループなので、お互いに引き出されて。いろんなことが起きるなかで、それをパワーに変えられるというのも、この選手たちの良さでもあると思います」と国際交流を見つめる。
ポルトガル戦では、2点リードの後半途中にMF長南開史(柏レイソル)が退場となり、数的不利となった。しかし、気迫を全面に押し出して1点差で逃げ切り。「このあいだの難しい状況になったことも、パワーに変えられた。それからワールドカップならではの楽しい一面も、パワーに変えられる」と語った。
日本人学校の生徒たちがホテルを訪問してきた際も、交流を全力で楽しんでいたという選手たち。「長南にしてもそうですよね。起きることをどんどん成長のパワーにしていけることが、この年代では大事なので。そういう意味では、それもできているという意味で、安心しています」と、廣山監督は目を細める。
メキシコは14日、ノックアウトステージ1回戦でアルゼンチンを撃破。「お互い持っている人間性が良い方に引き出され合っているんだろうなと。(村松)秀司が知っている選手がいたというきっかけもあったみたいだし、そういうのもうまく活かせているのかな」と廣山監督。日本も後に続きたいところだ。
(FOOTBALL ZONE編集部・工藤慶大 / Keita Kudo)




















