U-17日本代表、W杯優勝へ「良いニュース」 大会CEOが指摘…決勝会場で「いつも幸運」

取材に応じた大会CEOのジャシム・アル・ジャシム氏【写真:FOOTBALL ZONE編集部】
取材に応じた大会CEOのジャシム・アル・ジャシム氏【写真:FOOTBALL ZONE編集部】

ジャシム・アル・ジャシム氏「日本はいつもここで幸運に恵まれています」

 カタールで開催されているFIFA U-17ワールドカップは11月11日、グループステージの全試合が終了した。現地組織委員会(LOC)のCEOを務めるジャシム・アル・ジャシム氏が取材に応じ、大会のここまでを総括。U-17日本代表について、「日本はいつもここで幸運に恵まれています」と決勝進出を期待した。

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 今大会からカタールで5年連続開催となるU-17W杯は、アスパイア・ゾーンと呼ばれる全8面のピッチを擁するスポーツ・コンプレックスでの集中開催となった。アル・ジャシム氏は「アスパイアはスポーツ全般のためにあり、サッカーだけではありません」と、施設が果たしている役割について教えてくれた。

「アスパイアのおかげで、私たちはオリンピックで金、銀、銅メダルを獲得しました。アスパイアのおかげで、アジアカップを2度制覇しました。アスパイアは世界レベルの施設ですが、単なる施設ではなく、アカデミーはカタールだけでなく世界中に多くの優秀なアスリートやスポーツマンを輩出しています」

 また、史上初となる48チーム開催によって、アスパイア・ゾーンで各国のファンが一堂に会した。「ドーハには多くのコミュニティがあり、それが大いに役立ったと思います。そのなかにウガンダも加えたいです」とアル・ジャシム氏。太鼓を叩いて踊り、お祭りのように盛り上げたアフリカの一国に感謝した。

「ウガンダには素晴らしいファンがいて、予選を突破しました。彼らにお祝いを述べたいです。すべてのアラブチームには素晴らしいファンがいますし、大きなコミュニティがあります。イギリス人も見かけました。そして、トーナメントの特性自体が、誰が来ても楽しむことを容易にしているのだと思います」

 来年の会場は正式決定していないが、「私個人としては、アスパイア内で継続されると信じています」と言及。「なぜなら、この全体の仕組みをそのまま維持することが最も理にかなっているからです。結果に非常に満足していますが、来年に向けてさらに良いものにし、強化したいと考えています」と話した。

 決勝戦は、隣接するハリーファ国際スタジアムで開催される。アル・ジャシム氏は「カタールで最も歴史のあるスタジアムです。日本にとっても、もちろん非常に良いスタジアムです。ドイツとスペインを破りましたよね。そして2011年にはアジアカップで優勝しました」と、日本代表との相性の良さを語った。

「ハリーファ国際スタジアムはアスパイア・ゾーンの一部です。だからこそ、私たちはこのスタジアムを決勝の会場に選んだのです。すべてをアスパイア・ゾーンに集めたかったからです。ご存知のように、日本はいつもここで幸運に恵まれています。もし決勝に進めば日本にとって良いニュースだと思います」

 大会運営に集中しているため、ほとんど試合を見られていないというアル・ジャシム氏だが、「日本のポルトガルとの最後の試合は見ました」と笑顔を見せる。「非常に良い試合でした。日本は非常に有望なチームに見えます。きっと良い結果を出すと思います」と、同じアジアからの大会制覇に期待を寄せた。

(FOOTBALL ZONE編集部・工藤慶大 / Keita Kudo)



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