アジアの学生サッカー決勝に3.5万人殺到 ピッチ脇まで観客びっしり…熱狂の光景が話題「心を掴んだ」

タイの学生サッカーの決勝が話題
日本サッカー界で満員に近い環境で行われることが定番となっているゲームの1つに全国高校サッカー選手権の決勝戦があるが、タイでも学生サッカーの決勝戦が大盛況の中で行われたという。地元紙「バンコク・ポスト」が報じている。
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7人制で行われた学生サッカーの決勝は、2万人収容のスタジアムが満員に近い環境で行われたという。その理由の1つに無名校の快進撃があったとして、強豪校を次々に破ったモントンウィッタヤ・スクールが決勝まで進出して、資金も豊富なチャイナットPAOと対戦したとされた。
その光景は「熱狂的な観客であふれ、多くの人がランニングトラック沿いに座って試合を観戦せざるを得なかった。活気あふれる雰囲気とテレビ局7のスポンサーシップは、タイにおけるユースサッカーの人気の高まりを反映していた」とされる。
無名のモントンウィッタヤには名物コーチもいて、「老朽化したスクールバスを自ら運転し、選手たちを試合会場まで約70キロ移動させている」のだという。一方で、「大きな学校は運転手付きの豪華バスで試合会場に到着する」ともされた。そうした構図もまた、人々を熱狂させたようだ。
試合結果はそうした判官びいき的なファンの希望を叶えることにはならず、チャイナットPAOが2-1で勝利したという。しかし、「モントンウィッタヤはスコアでは勝利を逃したものの、彼らの勇敢なパフォーマンスとスポーツマンシップは全国のファンの心をつかんだ」と称えられた。
日本の高校サッカー選手権など学生スポーツでも、全国から学生が集まる名門校を地元出身の学生で固まった公立校が撃破していく姿は一大ムーブメントを巻き起こすことがある。日本では年末に全国大会がスタートするが、タイで起こったような快進撃を見せるチームは現れるだろうか。




















