横浜FMのJ1残留が決定 一時は最下位、2度の監督交代を乗り越える…京都は優勝が消滅

アウェーで京都と対戦
横浜FMは11月9日、J1リーグ第36節で京都サンガF.C.と対戦し3-0で勝利し3連勝を達成した。この結果、横浜FMのJ1残留と横浜FCの降格が決まった。また京都の優勝も消滅した。
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横浜FMは今季、ティーブ・ホーランド監督でシーズンをスタートさせたが4月18日に成績不振で解任。パトリック・キスノーボ監督が後を受けて就任したが、チームを立て直すことはできず6月19日に退任が発表された。後任には大島ヘッドコーチが監督に就任。チームは徐々に立て直していくと、8月23日の第27節FC町田ゼルビア戦(0-0)で4月以来となる降格圏を脱した。残留争いではシーズン終盤、同じ神奈川県を本拠地とする横浜FCとの一騎打ちとなっていた。
8日に横浜FCが鹿島アントラーズに敗れていたため、勝利で残留が決まる状況で京都のホームに乗り込んだ。試合は前半16分、裏に抜け出した横浜FMのFW谷村海那がGKとの1対1を迎えたがシュートはゴール左に外れた。その直後には京都に抜け出されたが、GK朴一圭がセーブ。続くコーナーキックのピンチでは、こぼれ球を京都FWマルコ・トゥーリオにシュートされたが、再び朴がセーブし難を逃れた。
すると同26分にMF植中朝日が敵陣ペナルティーエリア内で倒されて横浜FMがPKを獲得。これをFWジョルディ・クルークスがゴール右に蹴り込むが、GK太田岳志に読まれて失敗した。それでも同35分の敵陣左サイドからのFKの場面、クルークスが鋭いボールを入れると谷村が頭で合わせ先制に成功した。
後半は逆転優勝に勝利が必須の京都に押されるも、朴一圭のセーブもありピンチをしのぐ。すると同27分、敵陣でボールを奪うと最後は途中投入のMF天野純が一度は止められたが、再度流し込み追加点を奪った。さらに同アディショナルタイムにはMF植中が追加点を決めてリードを3点にした。横浜FMは最後まで京都の反撃を抑えて3-0で勝利を収めた。
この結果、横浜FMのJ1残留と横浜FCのJ2降格が決まった。また、敗れた京都の優勝も消滅した。一時は最下位に低迷し、2度の監督交代を経験した名門が来シーズンもJ1にとどまることとなった。












