PK戦で怒涛の3連続セーブ「止めすぎ」 選手権の切符獲得…神がかりプレーが「エグかった」

興國高の岩瀬颯【写真:FOOTBALL ZONE編集部】
興國高の岩瀬颯【写真:FOOTBALL ZONE編集部】

興國高がPK戦の末に優勝を果たした

 第104回高校サッカー選手権の予選が各地で行われている。11月1日には大阪府予選の決勝がヨドコウ桜スタジアムで行われ、興國高校と履正社高校が対戦した。試合は1-1のまま延長戦でも決着がつかず、PK戦の末に興國高が3-1で勝利して6年ぶり2回目の全国大会出場を決めている。このPK戦での興國高GK岩瀬颯の活躍が話題となった。

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 昨年の大阪府予選では準決勝で対戦していた両チーム。この時もPK戦までもつれたが、履正社が勝利して決勝に駒を進めていた。興國にとっては昨年の雪辱戦でもあったが、後半16分にMF佐藤瞭太が先制ゴールを決めて勝利に近づく。しかし、同39分に右サイドを崩されてMF鳥山陽斗のスーパーミドルで追いつかれると、試合は1-1のまま決着はつかずにPK戦に勝敗を委ねることとなった。

 このPK戦では興國のGK岩瀬が大活躍を見せる。昨年の準決勝のPK戦にも出場していた岩瀬は3-4で敗れる経験をしていた。両チーム、一人目が決めて迎えた2人目以降、岩瀬は興国の一人目のキッカーを務めた主将のMF芋縄叶翔からキャプテンマークを託されると、ここからスーパーセーブを連発。履正社2人目のキッカーのシュートを読み切り、右に飛んでしっかりキャッチ。さらに履正社3人目のキッカーが時間をかけてきても動じることなく左に飛んでボールを枠外へ弾き出したが、前年、悔しい思いをしていた守護神は喜ぶ様子も見せなかった。

 チームメイトも守護神に応えるように2人目、3人目も連続で成功。迎えた履正社4人目キャプテンのDF堀江純之介のシュートも岩瀬はコースを読み切って右に飛んでブロック。3者連続ストップの偉業を見せた岩瀬は、雄叫びをあげながらチームメイトの元に駆け寄り、喜びを爆発させた。

 守護神の大活躍によって6年ぶり2回目の優勝を果たした興国に対して、SNS上では「まさかの3連続ストップ」「大阪レベルたかすぎ」「まじで名勝負」「エグかった」「マジで良い試合だった」「止めすぎやろ」「冷静な状態を保てるのがこの年代では本当にすごいですね」といった声が寄せられた。

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