リバプール16歳に「すごいな」 同世代から刺激…U-17日本代表が魅せた超絶スルーパス

U-17日本代表の浅田大翔、モロッコ戦アシストは「いや、まあ完璧っすね」
U-17日本代表は11月5日、FIFA U-17ワールドカップが開催されているカタールのドーハでトレーニングを行った。3日のモロッコ戦で鮮やかなスルーパスを決め、MF瀬口大翔(ヴィッセル神戸U-18)のゴールをアシストしたのはFW浅田大翔(横浜F・マリノス)。「いや、まあ完璧っすね」と笑顔で振り返った。
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右サイドの浅田が出したグラウンダーの優しいパスは、相手守備陣の真ん中を切り裂いて左サイドから入ってきた瀬口へ。これを右足のワンタッチでゴール右隅へと巻いて流し込んだ。浅田は「監督からハーフタイム、ゴールに向かっていけというのは言われていました」と積極的な姿勢が得点を生んだと語る。
当初は、さらに右を追い越していったFW吉田湊海の上がりを待って時間を使おうと考えたと言う。「でも、相手が引いていて中の方にスペースがあったのが見えたので。そこをうまくドリブルして、(平島)大悟が動いてくれて逆サイドまで見えたので、うまくそこをつなげられたかなと思います」と振り返る。
ピッチで冷静に判断した結果、「あのワンタッチで打ってくださいみたいなパスをうまく通せた」と浅田。「でも、あれを決めてくれていなかったらアシストにはならなかったので、決めてくれて感謝です」と話した。一方、今回はパスの出し手で魅せたが、パスの受け手としての駆け引きも持ち味だと明かす。
「ボールが入ってくる前の動きは、常に意識しています。受けたときに自分がいい状態でプレーできるように、最初に体を相手に当てておくだったり、1回裏を狙って足元で受けるふりをしてまた裏に行ったり。ボールを受ける前のアクションは常に意識しているので、世界の舞台でも通用するかなと思います」
昨季、16歳9か月21日でトップチームの公式戦初出場。久保建英の持っていたクラブ史上最年少記録を更新し、話題を集めた。今季からは、こちらもクラブ史上最年少となる17歳0か月16日でトップチーム昇格。7月30日に行われたリバプール戦にも途中出場し、「レベルが違うくらい強かった」と衝撃を受けた。
「フィジカル的にもそうですし、チームとして前から行っていましたが、なかなかボールを取れない状況でした。遠藤航選手とマッチアップして、そういう1対1の強さだったりを学びました。常日頃のトップの練習でも強さというのを身につけていけていると思うので、ワールドカップで出せればなと思います」
なかでも刺激を受けたのは、当時16歳だったFWリオ・ングモハ。「若くて点を決められるところはすごいなと思います」と尊敬の眼差しで見るが、同世代ということもあって負けられない存在だ。ここから追いつくために「年齢は関係ないと思うので、どんどん戦っていければなと思います」と闘志を燃やした。
(FOOTBALL ZONE編集部・工藤慶大 / Keita Kudo)



















