J1残留争い残り1枠「差を埋めるのは難しい」 逆転は…代表OB持論「課題を克服しないと」

J1残留残り1枠を争うFMと横浜FC【写真:徳原隆元】
J1残留残り1枠を争うFMと横浜FC【写真:徳原隆元】

【専門家の目|太田宏介】横浜FMと横浜FCの一騎打ちか

 J1リーグは残り3試合と佳境を迎えている。第35節では湘南ベルマーレの降格が決まり、すでに決まっていたアルビレックス新潟に加えて2チーム目となった。残り1枠となった残留争いについて、元日本代表DF太田宏介氏が展望している。(取材・文=FOOTBALL ZONE編集部)

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 残留争いでは今節、湘南ベルマーレがアビスパ福岡に敗れて降格が決定。横浜F・マリノスはサンフレッチェ広島に3-0で勝利して勝ち点を37に伸ばし、柏レイソルに敗れた横浜FCとの勝ち点差を5に広げた。

 太田氏は古巣でもある横浜FCの立ち位置について、「もう3連勝しないと厳しい」と触れ、「直近の敗戦が痛すぎましたよね。その前の名古屋戦もそうだし、もっと遡れば福岡とのアウェーゲームもそうです。勝ち点1取れず勝てそうで勝てない。『え、それ失点しちゃうの』みたいな試合が多かったりする。古巣でもありますし、上がってもなかなか定着できないこの課題を、まだ落ちてはないですけど、克服していかないとこういうのは続いちゃいますよね」と指摘している。

「現状はやはりマリノスが有利で、年間通してなかなか勝ててないチームが残り3試合で勝ち点5の差を埋めるのは相当難しい。厳しいとは言え、同じ横浜のユニフォームをまとうチーム同士での残留争いは、関係者含め大変そうですね」

 横浜FCは次節アウェーで首位との鹿島アントラーズと対戦し、京都サンガF.C、セレッソ大阪との対戦を控える。残留争いをする横浜FMも次節に京都、大阪、鹿島と奇跡的に同じ相手と対戦する。横浜を拠点とするクラブの一騎打ちとも言える最終サバイバルはどのような結末を迎えるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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太田宏介

太田宏介(おおた・こうすけ)/1987年7月23日生まれ。東京都出身。FC町田―麻布大学附属渕野辺高―横浜FC―清水エスパルス―FC東京―フィテッセ(オランダ)―FC東京―名古屋―パース・グローリー(オーストラリア)―町田。Jリーグ通算348試合11得点、日本代表通算7試合0得点。左足から繰り出す高精度のキックで、攻撃的サイドバックとして活躍した。明るいキャラクターと豊富な経験を生かし、引退後は出身地のJクラブ町田のアンバサダーに就任。全国各地で無償のサッカー教室を開校するなど、現在は事業を通しサッカー界への“恩返し”を行っている。

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