“ベンゲル解任派”のロシア人富豪、1450億円でアーセナル買収の動き浮上

個人資産1兆6250億円のウスマノフ氏 筆頭株主のクロエンケ氏に株式買い取りを打診か

 ロシアの大実業家で、アーセナルの大株主でもあるアリシェル・ウスマノフ氏が、10億ポンド(約1450億円)を投じてクラブを買収する動きに出ているという。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じた。

 ウスマノフ氏は、すでにアーセナルの株式を30.04%保有するクラブの大株主で、個人資産112億ポンド(約1兆6250億円)とも言われている。このロシア人大富豪は、クラブの株式67.05%を保有する筆頭株主のスタン・クロエンケ氏から株式を買い取る打診をしているという。

 ただし、NFLのロサンゼルス・ラムズでもオーナーを務めるアメリカ人実業家のクロエンケ氏は、このオファーを拒否すると見られている。

 ウスマノフ氏は長期政権を築くアーセン・ベンゲル監督の動向については、後継者の準備を始めるべきとして、フランス人指揮官解任派としての立場を明らかにしている。現場で指揮を執るベンゲル監督だけでなく、クラブの全権を握るオーナーが入れ替わる可能性も浮上。実現すれば、リーグタイトルから13年間遠ざかるアーセナルにとっては、大きな転換期を迎えることになりそうだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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