横綱がチェルシーファン公言 ピッチで四股も披露…憧れの聖地を訪問で感無量「夢が叶った」

幼少期は「ドログバに憧れたストライカー」 聖地の芝生で四股も披露
大相撲の74代横綱・豊昇龍が、ロンドン公演での優勝後、長年の夢だったイングランド1部チェルシーのスタジアム「スタンフォード・ブリッジ」を訪問した。チェルシー公式サイトが、横綱の興奮ぶりを伝えている。豊昇龍は「ロンドンでは素晴らしい時間を過ごし、観光もしたが、私の究極の夢はチェルシーのスタジアムに来ることだった」と語ったという。
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豊昇龍はロンドン公演で5戦全勝の活躍を見せ、大の里を下して見事優勝を果たした。現地時間月曜日の朝、ロンドン滞在最終日にスタンフォード・ブリッジを訪れると「夢が叶った」と大興奮。「このスタジアムとこのロッカールームは素晴らしい!相撲とは比べものにならない。ここにいたい!」と感無量の様子だったと伝えている。
ホームのドレッシングルームでは、憧れの選手だったという元チェコ代表GKペトル・チェフ氏と元コートジボワール代表FWディディエ・ドログバ氏のユニフォームの隣に、自身の名前入りシャツが用意された。豊昇龍は「自然とチェルシーファンになった。ディディエ・ドログバとペトル・チェフがお気に入りの選手で、フランク・ランパードもそうだ」とお気に入りの選手を明かしている。
豊昇龍は土俵の上では厳しい表情を見せるが、この日は笑顔でミュージアムやスタジアムツアーを楽しんだ。幼少期からサッカーへの情熱を抱いていたことも告白。「子供の頃はサッカーやバスケットボールをしていて、サッカーはずっと大好きで、小さい頃から見ていた」と言及。「ワールドカップのような大きな大会があるたびにテレビで観戦していた」と語った。
若い頃はドログバに憧れてストライカーだったという豊昇龍だが、現在は149kg、188cmの体格から「ゴールキーパーの方が向いているかもしれない」と冗談を飛ばした。ピッチの芝生の上では伝統的な四股を披露し、会見室で質問に答え、最後は西スタンドの前で力士が土俵を清めるために行う塩まきも行ったという。
豊昇龍は今回のロンドン遠征を「決して忘れない一週間」と振り返った。「日本からはるばるロンドンに来て、優勝できてとても嬉しかった。ロンドンの観客の前で相撲を取れたことは大変名誉なこと」とコメント。観客の反応についても「人々がどう反応するかわからなかったが、名前を呼んで応援し、拍手してくれて、参加した力士全員が本当に興奮した」と喜びを語っている。
(FOOTBALL ZONE編集部)
















