三笘と同期の30m級ゴラッソ「迷わず振り抜いている」 代表OBが絶賛「意図的に狙っている」

高嶺朋樹が富山戦でロングシュートを決めた【写真:加治屋友輝】
高嶺朋樹が富山戦でロングシュートを決めた【写真:加治屋友輝】

【専門家の目|高萩洋次郎】札幌MF高嶺が強烈ミドル弾を叩き込んだ

 北海道コンサドーレ札幌は10月19日、J2リーグ第33節でカターレ富山とアウェーで対戦し2-0で勝利した。この試合で2ゴールをマークした札幌MF高嶺朋樹は、どちらも圧巻ゴールであったなか、元日本代表MF高萩洋次郎氏が2点目のシーンについて「自信持っていると感じた」と評価した。

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 高嶺はまず0-0で迎えた前半20分、ペナルティーエリアの外でこぼれ球を拾うと、トラップから左足を一閃し、豪快に対角線にゴールネットに突き刺した。

 さらに圧巻だったのは後半23分、ゴール正面の位置で右サイドからのパスを受けると、ゴールまで約30メートルの距離があるにもかかわらず、左足を振り抜いた。地を這うような低い弾道のミドルシュートが、ゴール右隅に吸い込まれた。

「今シーズン何点かミドルで取っていて自信を持っていると感じますし、ボールを受ける前からしっかり自分の周りの状況を首振って確認をしている。前からのプレッシャーというよりはFWの選手や中盤の選手からプレッシャーが来ないかを確認をしてボールを受け、前にボールを持ち出して、迷わず振り抜いているので、ボールが来たら打とうと決めてたんじゃないですかね」と、一連のプレーを解説した。

「シュートは得意だと思うので、あの形になれば振り抜いてやろう、自信もって打とうってことだけだと思います」と自身の形を持っていると触れ、「意図的にグラウンダー、低弾道のシュートを狙っている。バウンドさせてGKがキャッチしづらいシュートで、弾いてもセカンドボールにチャンスにもなるっていうようなイメージですね」と、シュートの軌道についても言及している。筑波大では日本代表MF三笘薫らと同級生だった高嶺。東京五輪世代の27歳のゴラッソに注目が集まっていた。

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高萩洋次郎

高萩洋次郎(たかはぎ・ようじろう)/1986年8月2日生まれ、福島・いわき市出身。高校から広島ユースに入団。2003年4月のJ2湘南戦で、当時のJリーグ最年少記録となる16歳8か月3日で出場を果たした。同11月に17歳でプロ契約。2010年にナビスコ杯(現ルヴァン杯)でニューヒーロー賞を受賞。12年にはリーグ最多13アシストを記録し、広島の初優勝に貢献。ベストイレブンにも選ばれた。14年シーズン限りで広島退団後はウェスタン・シドニー・ワンダラーズ、FCソウルを経て、17年にFC東京に加入し、中心選手として活躍。その後は栃木SC、アルビレックス新潟シンガポールでプレーし、2025年1月に現役引退。日本代表では3試合に出場。

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