Jリーグ、パワハラ発覚のJ3高知へ懲罰決定 クラブに罰金100万円…秋田前監督へは「けん責」相当通知

Jリーグが高知への懲罰決定を発表(写真はイメージです)【写真:SportsPressJP/アフロ】
Jリーグが高知への懲罰決定を発表(写真はイメージです)【写真:SportsPressJP/アフロ】

Jリーグが発表

 Jリーグは10月7日、J3の高知ユナイテッドSCの懲罰を決定したと発表した。秋田豊前監督が選手およびスタッフに対して行った2025年2月から6月までのハラスメントに該当する行為に関して、Jリーグは裁定委員会への諮問および答申を経て、管理監督義務違反を認めてJリーグの社会的信用を毀損したものとした。クラブに対しては罰金100万円とけん責で、秋田前監督には2023年9月23日に退任してJリーグ関係者でなくなったため、Jリーグの懲罰権が及ばなくなり、裁定委員会を経て「けん責」相当に該当すると確認され、秋田前監督には通知された。

【PR】DAZNを半額で視聴可能な学生向け「ABEMA de DAZN 学割プラン」が新登場!

 高知は6月29日、選手やスタッフから今季よりチームの指揮を執る秋田監督の指導に関してパワーハラスメントの申し立てがあり、クラブがヒアリングを実施したが、両者の意見に相違があったため、第三者の弁護士で構成する特別調査委員会を設置し、事実関係の調査を行うことを決定。秋田前監督を休養させて、被害申告をした選手・スタッフと接触しないように図った。

 これらの件について、暴力等有形力の行使は含まれず。相談窓口の設置等の相談体制を構築しておらず、選手やスタッフは外部の選手会に申し立てるほかなかったという。事実上、秋田前監督にあらゆる権限が集中。強化部も秋田前監督に対して注意や助言を行うことができない体制になっていた。行為は強化部やコーチがいる前でなされていたといい、行為を把握して是正する機会があったのにけん制機能が働かず、選手界から事実が伝えられるまで、放置継続されていた。

(FOOTBALL ZONE編集部)



page 1/1

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング