5度の大怪我も…最後は「楽しく終わって」 現役引退の盟友に思い「寂しいですけど」

横浜FCの福森晃斗が、現役引退を発表した札幌の深井一希について語った
横浜FCは9月28日、J1リーグ第32節で湘南ベルマーレに1-0で勝利した。DF福森晃斗は2試合ぶりに先発出場し、ロングフィードで試合の流れを作った。試合後には、26日に今シーズン限りで現役引退を発表した北海道コンサドーレ札幌のMF深井一希に言及。「楽しく終わってもらえることを願うだけ」と語った。
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深井は30歳での現役引退を決断。2015年から2023年まで札幌でプレーした福森は、「深井とは長く一緒に札幌で、9年間ですかね、一緒にやっています。深井の技術というのは本当にチームのなかでもトップレベルでした。もっと長く一緒にプレーしたかったなっていうのが率直な感想です」と引退を惜しんだ。
5度の膝の大怪我から立ち上がる深井の姿を、間近に見てきた福森。「大きな怪我を何度もしてしまって、なかなか一緒にプレーすることはできなかったかもしれない」としながらも、「一緒にピッチに立てば、自分のコーナーに一番気持ち良く突っ込んでヘディングしてくれるのが深井でした」と懐かしんだ。
福森が「それがルヴァンの決勝にも現れました」と振り返るのが、2019年の同大会の決勝での同点ゴールだ。1-2とリード許した札幌は、後半アディショナルタイム5分にコーナーキックのチャンス。外せばラストプレーとなるなかで、深井が見事に合わせた瞬間は、大会の名シーンとして語り継がれている。
「寂しいですけどまだサッカーに関わると思うので、またどこかで、自分ももう何年できるかわからないですけど、また会えると思う。まず残り、札幌で2か月ちょっとですかね、サッカーを楽しんでもらって、悔いがないように。悔いがないようにというか、楽しく終わってもらえることを願うだけですかね」
お互いシーズン中ということもあり、まだ連絡は取っていないという。「一度、札幌ドームにも行きたいなと思っていたんですけど、日程的には合わない感じだったので」と再会はしばらく先になりそうだが、「まあオフシーズンにでも北海道に戻って、深井とゆっくり喋れたらなと思います」と笑顔を見せた。
(FOOTBALL ZONE編集部・工藤慶大 / Keita Kudo)




















