日本代表へ「最後か。早いっすね」 24歳の怒涛の1か月…米国で「経験させてもらった」

町田の望月ヘンリー海輝「成長した姿を見ている人すべてにアピールできたら」
FC町田ゼルビアは9月27日、J1リーグ第32節でファジアーノ岡山に1-0で勝利した。日本代表MF望月ヘンリー海輝は後半13分から途中出場し、右サイドからの攻撃を活性化。後半アディショナルタイム5分の劇的ゴールにも結びつく流れを作り、「勝ちにつなげることができてよかったです」と試合を振り返った。
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9月に行われた日本代表のアメリカ遠征では、10日のアメリカ戦に右ウイングバックとして先発出場。攻撃では世界でも負けないフィジカルを証明したが、守備では失点シーンにも絡むなど怖さも味わった。そして、帰国後すぐに12日の横浜FC戦に途中出場。ACLEのFCソウル戦、京都サンガF.C.戦とフル出場した。
すさまじいハードスケジュールをこなしたが、チームは公式戦4試合勝ちなし。そのなかで迎えた岡山戦も引き分けかと思われたが、ラストプレーでDF昌子源のヘッドが決まり、「なかなか勝てていない試合が続いていたので、そのなかで勝ちにつなげることができてよかったです」と望月も胸をなで下ろした。
そして今度は、中2日でACLEのジョホール戦に臨む。マレーシアへ深夜便で移動となるが、「時差が1時間しか変わらないので。しっかり飛行機のなかで睡眠を取って。あっちのグラウンドなり環境なりに少しでも慣れるということを、この2日間で自分が意識しようと思っていることです」と頼もしい限りだ。
「自分は途中出場だったので、90分出た人に比べたら、次のメンバーどうなるか分からないですけど、ほかの選手に比べたらある程度、身体は動く状況だと思うので。そこは出たときは、よりパワフルに頑張ってきたいなと思っています」
クラブ初となる海外の試合に、黒田剛監督は「海外の試合を経験している選手が数多く存在しています。私が初めてなので、選手たちに多く学んでいきたいなと思います」と言及。望月も経験者に含まれるが、「(中山)雄太くんとか相馬(勇紀)くんに聞いておきましょう。僕は静かにしています」と笑った。
望月にとってジョホール戦は、日本代表の10月シリーズ前の最後のアピールの舞台となる。この1か月をノンストップで駆け抜けてきた24歳は、「最後か。早いっすね」と一言。「これまでの積み重ねの結果で呼ばれるか呼ばれないかだと思うので。ACLでもアピールしていけたらと思っています」と力を込めた。
日本代表での経験を、Jリーグでの飛躍につなげてきた望月。「アメリカ戦でまたいろいろ経験させてもらった」とし、「呼ばれた際は、そこで得たものを短期間ですけど、成長した姿を見ている人すべてにアピールできたらなと思っています」と話す。来年のワールドカップ本大会へ、急成長で食い込んでいく。
(FOOTBALL ZONE編集部・工藤慶大 / Keita Kudo)





















