森保Jが「倒すことはできなかった」 強豪相手に善戦評価も…海外指摘「真の脅威を与えられず」

左サイドからメキシコゴールに迫った三笘薫【写真:荒川祐史】
左サイドからメキシコゴールに迫った三笘薫【写真:荒川祐史】

日本はメキシコと0-0のドロー

 森保一監督が率いる日本代表は、現地時間9月6日に米カリフォルニア州のオークランド・コロシアムでメキシコ代表と対戦し、0-0で引き分けた。日本は前半から試合を優勢に進め、後半ATには相手に退場者も出て数的優位を得たが、最後までゴールを挙げることはできなかった。海外メディア「FOX DEPORTES」は、森保ジャパンの戦いぶりを評価しつつも「GKに真の脅威を与えることはできなかった」と試合を振り返っている。

 来年の北中米ワールドカップ(W杯)に向けた重要な強化の場となる9月シリーズの初戦、FIFAランク17位の日本は同13位のメキシコと対戦した。序盤からMF久保建英が右足でゴールを狙い、MF南野拓実も惜しいボレーシュートを放つなど、相手を上回る強度の高い守備で主導権を握った日本だが、得点を挙げることができなかった。メキシコも選手交代で勢いづくなか、後半ATには相手に一人退場者が出るものの、10人で守備に徹したメキシコを崩せずにタイムアップとなった。

「FOX DEPORTES」は「歴代最強の日本もメキシコ代表を倒すことはできなかった」と見出しを打ち、北中米大陸とアジアの両大陸で最上位にいる両国の対決について「日本はオークランドの親善試合で負けそうにも(勝ちそうにも)なっていた」と報じた。さらに日本の戦いぶりについて、「落ち着き、スピード、テクニック、戦術的秩序は優れていたが、GKのルイス・アンヘル・マラゴンに真の脅威を与えることはできなかった」と、メキシコを脅かす場面が少なかったことを伝えた。

 また、メキシコについては、「アジアナンバーワンを相手に、無敗記録を6試合に伸ばした。1996年以来の敗戦を喫する可能性もあった一方で、連勝記録を『5』に伸ばすことは叶わなかった」と記録に触れた。9日にはアメリカに2-0で快勝した韓国と対戦するが、メキシコがその試合でどのようなパフォーマンスを見せるかも注目される。

(FOOTBALL ZONE編集部)

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