三笘薫らの放出「断固拒否していた」 英放送局が報道…売却意思なし「明言していた」

ブライトンの三笘薫【写真:ロイター】
ブライトンの三笘薫【写真:ロイター】

スカッド縮小のブライトン、三笘ら必要不可欠な選手をチームにとどめた

 イングランド1部ブライトンは夏の移籍市場で若手選手を積極的に補強し、育てて売る循環でチーム作りを進めてきた。そのなかで今夏の補強は最低限にとどまり、移籍の噂が絶えなかった日本代表MF三笘薫ら一部の主力選手を残留させた。英公共放送「BBC」は「強固な基盤を築いた」とブライトンの動きを伝えていた。

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 ブライトンは今夏、ビッグクラブも獲得に動いていたとされる18歳のギリシャ人FWハラランポス・コストゥラスの獲得に2980万ポンド(約60億円)を投じた。その他、左サイドバックのベルギー代表DFマクシム・デ・カイペルらを補強したが、新戦力の加入は6人にとどまった。10人以上の新戦力を加えた昨季に比べて静かな夏を過ごしたといえる。

 新加入選手が最低限にとどまった一方で、ブラジル代表FWジョアン・ペドロ(→チェルシー)、コートジボワール代表FWシモン・アディングラ(→サンダーランド)、エクアドル代表DFペルヴィス・エストゥピニャン(→ACミラン)、パラグアイ代表MFフリオ・エンシソ(→ストラスブール)などが完全移籍で退団。ローン移籍も含めれば20人以上がチームを去った。

 しかし、一部の主力選手については「放出を断固拒否していた」のが今夏のブライトンだった。その点について「三笘薫、カルロス・バレバ、ヤン・ポール・ファン・ヘッケといった選手の残留は不可欠だった。バレバにはマンチェスター・ユナイテッド移籍の噂もあったが、彼らに対する本格的なオファーはなかったと認識している。それに、クラブは獲得希望者に対して彼らを売るつもりがないことを明言していた」とレポートされている。

 今夏のブライトンの移籍市場における目標は「スカッドの縮小」であり、その目標は確実に達成された。そして「この夏の取り組みが強固な基盤が築いた」と三笘ら必要不可欠な選手をチームにとどめたことなど、狙い通りの夏を過ごしたと総括されていた。

 昨季は8位に終わり、欧州カップ戦出場権を逃したブライトン。戦力のスリム化を図って臨む今季は再び躍進の年とすることができるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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