古巣対戦で…試合前は「強がって何も無いと」 シーズン途中の移籍「申し訳ない気持ち」

大宮時代の札幌・浦上仁騎【写真:森田直樹/アフロスポーツ】
大宮時代の札幌・浦上仁騎【写真:森田直樹/アフロスポーツ】

6月に大宮から札幌に移籍した浦上仁騎「私情は挟まないと言いましたけど」

 北海道コンサドーレ札幌は8月30日、J2リーグ第28節でRB大宮アルディージャに1-0で勝利した。3バックの中央で先発し、クリーンシートに貢献したDF浦上仁騎は、今年6月まで在籍していた古巣との対戦。「試合前は強がって何も無いと言いましたけど、そんなことはなくて……」と溢れる思いを明かした。

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 大宮U15、U18、東洋大学を経て、2019年にJ3のAC長野パルセイロでプロのキャリアをスタートさせた浦上。2021年にはJ2のヴァンフォーレ甲府へとステップアップし、2023年にアカデミー時代を過ごした大宮へ完全移籍。2年半にわたってプレーしたが、今季は4試合の出場にとどまっており、移籍を決断した。

 札幌移籍後は、不動のレギュラーとして最終ラインを支える。大宮とはJ1昇格を争うライバルということもあり、「試合前は意識していないと、私情は挟まないと言いましたけど、実際はそんなことなくて」とポツリ。「試合前だったのでそう言いましたけど、とても感謝しているクラブです」と本音を語った。

 2023年にはJ3降格、そして昨年にはJ3優勝とJ2昇格を経験。「本当に思い入れはあって。試合前は強がって何も無いと言いましたけど、そんなことはなくて……」。そしてJ1昇格を目指すなか、「シーズン途中に移籍したのも、まずは大宮のファン、サポーターの方に申し訳ない気持ちもありました」と話した。

 大宮のゴール裏へ挨拶に向かうと、拍手で迎えられた。「必要としてくれたクラブで僕が活躍することで恩返ししたかったので、まず僕がこうやって元気にサッカーをやっている姿を見せられたのは良かった」と浦上。「改めてアルディージャというクラブにすごく感謝しています」と古巣への思いが溢れ出た。

(FOOTBALL ZONE編集部・工藤慶大 / Keita Kudo)



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