大宮MF茨田が“浦和キラー”ぶり発揮! J1通算5ゴール中3得点目をゲット、不敗も継続

“さいたまダービー”でGK西川が守るゴールに、強烈な一撃を突き刺す

 最下位の大宮アルディージャが、首位の浦和レッズを本拠地で迎え撃った30日のJ1第9節“さいたまダービー”は、後半18分に大宮のMF茨田陽生が値千金の決勝ゴールを叩き込み1-0で勝利。大宮が浦和に勝ったのは、13年4月30日の第7節以来となった。

 歓喜の瞬間が訪れたのは、後半18分だった。浦和の攻撃を食い止めてカウンターを発動させると、大宮FW江坂任を一気に追い越した茨田が右足を強振。日本代表GK西川周作が守るゴールに強烈なシュートを突き刺した。その瞬間について茨田は「オレンジ一色のスタジアムが、みんなが一斉に立ち上がって拍手して、喜んでいる姿は最高でした」と振り返っている。

 決勝点を決めた茨田は、今季出場7試合目での初ゴール。J1通算5得点目となったが、そのうちの3点が浦和相手に決めたものとなっている。柏レイソル時代の11年12月3日、チームが初のリーグ優勝を決めた敵地での第34節・浦和戦(3-1)で、ダメ押しの3点目を叩き込んだのが記念すべきリーグ戦初ゴールだった。さらに14年4月26日の第9節、柏ホームの一戦でも得点を挙げて3-2の勝利に貢献。そして今節も1-0白星の立役者となっており、浦和相手にゴールを決めれば不敗と“キラーぶり”を発揮している。

 殊勲の茨田は試合後のヒーローインタビューで、「もう、やっていて最高ですし、勝ってみんなで勝利を分かち合えて最高です!」と声を弾ませ、「我慢が続く試合だと思っていたので、みんなが我慢して1点取って、そこからまた我慢して勝利につなげたかなと思います」と、チームが一致団結した勝利であると強調した。

 

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