10試合ベンチ外の長友佑都「悔しい」 “7分間”の心境告白に反響「こんなん泣く」「尊敬します」

長友佑都がJFA公式YouTubeチャンネルの動画内で心境明かす
優勝の筆頭候補に挙げられていた2024年のアジアカップで、森保ジャパンは準々決勝でイランに1-2で敗れてタイトル奪還を果たせなかった。その後、森保一監督は2022年のカタール・ワールドカップ(W杯)を最後にチームから離れていたDF長友佑都を代表に戻す。それ以降、チームは上昇ムードにあり、世界最速で北中米ワールドカップ(W杯)予選を突破した。
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チームが好調な一方、代表復帰を果たした長友は日本代表の選手として一度もピッチに立っていない。それどころかW杯出場を決めた後のオーストラリア戦、インドネシア戦を含め、W杯最終予選の全試合でメンバー外となった。所属するFC東京でも絶対的な中心選手ではなく、ベンチを温める機会も多いこともあり、長友の日本代表招集には賛否の意見が分かれている。
そうしたなか、日本サッカー協会はインドネシア戦に向けた準備をする日本代表チームの内部映像を公開。そこで長友が語った自身の思いが、大きな反響を呼んでいる。
インタビューに応じた長友は「選手として(代表に)来ているから悔しいよ。悔しいけど、代表で日の丸を(背負う)この名誉を授かれることは、この先ないと思う。選手として考えた時に、この名誉を授かれることはないと思う。それも残りわずかだと自分では思っているから、とにかくこの時間が尊いというか、はかないというか、一瞬一瞬を噛みしめながら過ごしている。もちろん選手として出られないのは悔しい。その思いは持っているけれど、この日本代表に自分が貢献できているというのは、どんな役割であれ自分の仕事に誇りを持てている。だから戦えている」と思いを吐露した。
また、試合に出場できない悔しさはあるものの、それも自分の責任だと続けた。「試合に出られないということは、監督が選んでいるのではなく、自分が選ばせていない。自分の責任をすごく感じている。それが悔しい。だって、実力があって、本当に良かったら、森保監督は使いたいと思う。そう思わせていない自分が悔しい。そこに対しては、すごい悔しい思いはあるね。なんとも言えない気持ちになるよ、毎回。自分の未熟さ、歯がゆさがフツフツと出てきて『クソッ』と思いながら自分にはっぱをかけている」と語った。
突き動かしているのは、2010年の南アフリカ大会から続くW杯の出場だ。そこについては「それでも自分は自分を信じている。それを信じていないと夢なんて達成できない。だから、そこはブレない。どんな扱いでも、自分は夢を成し遂げられると思っている。そこだけはあきらめられない。そこをあきらめた瞬間に、僕は引退する。『あ、ダメだ』と思った瞬間に『引退します』とパッとやめるから、僕は」と、自身が世界最高峰の舞台に立つ姿を思い描けていると強調した。
この冒頭部分以外にも約7分間、熱く語る長友の姿が収録された動画には、ファンからも「こんなん泣く」「カッコ良すぎる」「ただただ尊敬」「間違いなく重要な存在」「魂震えた」「長友を一番応援している」「長友選手のメンタリティは本当に尊敬します」などのコメントが寄せられている。