鹿島に完敗の蔚山現代「アジアの壁は高かった」 “審判買収問題”による代替出場の弊害嘆く

韓国メディアが蔚山現代のACL敗因を分析

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)のグループステージ第5節で、蔚山現代(韓国)が鹿島アントラーズに0-4で敗れ、グループステージ敗退が決定した。

 まさに完敗だった。韓国メディアの論調を見ると、蔚山のグループステージ敗退はある程度、予想されていたのかもしれない。

 韓国のスポーツ紙「スポーツ朝鮮」は、「短い準備期間で超えるにはアジアの壁は高かった」と伝えつつ、蔚山が全北現代の代わりにACLに出場しなければならなかった当時の状況と、チームをしっかり作れないままACLを迎えてしまったことを敗因に挙げた。

「昨年Kリーグクラシックで4位の蔚山は、全北現代が審判買収問題によって出場停止となり、その空いた枠からの出場となった。そのため、1カ月間の日程で計画していたスペイン合宿を2週間に縮め、急きょ帰国し、練習試合もあまりできないままACLプレーオフを戦わなければならなかった。

 PK戦の末に本選出場権を獲得したが、チーム状態は良いとは言えなかった。昨年12月に指揮官となったキム・ドフン監督も戦術を固める時間が足りず、実戦で突破口を開いていかなければならなかった」

 

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