枠内シュートゼロも…“完全アウェー”で「よくやってくれた」 指揮官の視線はJへ「悔しさ晴らしたい」

アル・アハリ戦でシュートを放つ川崎FW伊藤【写真:Getty Images】
アル・アハリ戦でシュートを放つ川崎FW伊藤【写真:Getty Images】

長谷部茂利監督は大会途中から指揮を執った

 AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)決勝がサウジアラビアのジェッダで5月3日に開催され、川崎フロンターレがアル・アハリ(サウジアラビア)と対戦した。初のアジア王者に迫った川崎だったが、枠内シュートゼロに終わり、0-2の敗戦。試合直後のフラッシュインタビューで長谷部茂利監督は「悔しいです」と、唇を噛んだ。

 日本のシーズンとアジアのシーズンが食い違っているため、この大会の途中から指揮を執ることになった長谷部監督は、「前監督の鬼木(達)さんから引き継いで、ここまでは上手く持ってこられたんですけど、最後までは役目を果たすことができませんでした。悔しさでいっぱいです」と、アジア制覇にあと一歩まで迫った大会を総括した。

 準決勝、決勝と中2日で臨み、中3日の相手と対戦した川崎の選手たち。“完全アウェー”の中で戦った選手たちにかけたい言葉を問われると、「(選手たちは)良くやってくれたと思うけど」と前置きした上で、「少しなのか、大きくなのか、足りなかったところがあったと思う。また振り返って自分たちを高めていかなければいけないという話をしようと思います」と、自分たちを高めていく決意を口にした。

 そして、アウェーの地までかけつけ、声援を送り続けたサポーターには「本当にありがたいです。ここまで来て、大声援を送ってくれて、それに報いたかったんですけど、本当に申し訳ない気持ち。ただ、これからもJリーグもシーズンは続くので、そこで今日の悔しさを晴らしていきたいと思います」と、この試合に勝てなかった悔しさをJリーグにぶつけることを誓った。

(FOOTBALL ZONE編集部)

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