191cm“重戦車”は「止められない」 元J選手が驚愕…J1初挑戦FWを解説「吹っ飛ばされる」

岡山のルカオ【写真:徳原隆元】
岡山のルカオ【写真:徳原隆元】

【専門家の目|丸橋祐介】岡山の助っ人FWルカオに注目

 今季のJ1リーグは混戦を来している。その中で「FOOTBALL ZONE」で解説を務めるセレッソ大阪などで活躍した元JリーガーのDF丸橋祐介氏が注目選手をピックアップ。初のJ1でもDF陣を物ともしない“重戦車”の異名を持つファジアーノ岡山FWルカオについて「規格外。当たりに行ったら負け」と大絶賛した。

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 今季からJ1へ初昇格した岡山。ここまで上位に食い込む戦いぶりを見せており、中でも攻撃陣を牽引しているのがルカオだ。2019年に鹿児島ユナイテッドでJリーグ初挑戦。岡山で日本4クラブ目だが、J1は今季が初めてとなる。191センチ、91キロの巨体でその名を轟かせている29歳について、丸橋氏はやはり「規格外」と絶賛した。

「止められないでしょ。当たりに行ったら負けやなと思う。よーいどん、で当たると吹っ飛ばされる。止めるにはうまく誘導して当たりにはいかずサポートを待つしかないかな……。(元鹿児島の)シャケさん(酒本憲幸)も言ってましたよ。何よりあんなにゴツい選手がしっかりと守備もする。敵としたら嫌ですし、自分のチームにいれば本当に助かりますよね」

 元DFとして1対1は「やっぱり難しいと思う。人数をかけることになるかな」という。岡山としてはルカオが突破してDFを引き付け、周囲がフィニッシュまで持っていくパターンが強力だ。丸橋氏は「本人に精度がなくても、周りの精度が高い選手が決められるのでそれが岡山強さの秘訣」と分析した。

 岡山の象徴となりつつある“重戦車”。これから先、より注目が集まる存在となりそうだ。

(FOOTBALL ZONE編集部・小杉 舞 / Mai Kosugi)



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丸橋祐介

丸橋祐介(まるはし・ゆうすけ)/1990年9月2日生まれ、大阪府大阪市出身。セレッソ大阪の下部組織から2009年にトップ昇格。翌年から出番を掴み、左サイドバックの主力として定着。2023年にタイ1部BGパトゥム・ユナイテッドFCに期限付き移籍し、14試合に出場。24年はサガン鳥栖でプレーし、現役を引退した。J1通算332試合、J2通算79試合に出場し、計425試合で19ゴールを挙げた。引退後は古巣のC大阪アンバサダーを務める。

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