邦本宜裕が中国2部開幕戦にキャプテンとして先発出場

　中国甲級リーグ（2部相当）が3月15日に開幕した。遼寧鉄人に所属する日本人MF邦本宜裕はアウェーでの広西平果戦に先発フル出場。アシストを記録するなど、3-0の勝利に貢献した。この活躍に国内から称賛の声が続々と寄せられている。

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　浦和レッズ下部組織出身で現在27歳の邦本は、2015年にアビスパ福岡でプロキャリアをスタート。その後は全北現代（韓国）、カーザ・ピア（ポルトガル）、ジョホール・ダルル・タジム（マレーシア）を経て、昨年に遼寧に加入した。移籍初年度はリーグ戦30試合のうち25試合に出場。うち23試合で先発し、4ゴール7アシストを記録している。

　また、邦本は今季から遼寧のキャプテンに就任したほか、エース番号10を任されている。そんな大きな期待を背負っての今季開幕戦では、後半34分にコートジボワール出身のチャイニーズ・タイペイ代表FW安以恩のゴールをアシスト。早速、チーム関係者からの評価に結果で応えた。

　試合後、SNS上には中国のファンから「邦本のパスは素晴らしい、我が遼寧鉄人のデブライネだ！」「彼は中超（1部リーグ相当）でもトップクラスの助っ人だ」「本来なら日本代表入りしているはずの選手だ」など、多くの称賛の声が集まった。

　遼寧は昨シーズンを4位で終え、昇格圏の2位以内を惜しくも逃した。今季は昇格の有力候補と目されており、キャプテンとして邦本がチームを1部へと導けるか注目が集まる。